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Tips #19:ドラマチックな愛情よりも、純粋で日常生活にふんわりと染み込む思いやり
純粋で真実な気持ちであるからこそ
関係は淡々としていて
心地よい薄味だったりする
食べ物と同じだ
添加物でコテコテなジャンクフードは
刺激的で美味かもしれないが
人体に健康を与えない
雑念が入った人間関係もこれと似て
毒々しい存在でしかない
(766字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
いつしかドラマチックなことをあまり夢見なくなった。
10代の頃は大げさに誓いを立てたり、声高に熱く感情表現をしたり、捨て身の覚悟で何かをしたりといったロマン溢れる展開に憧れていたが、
今となっては淡々とした日常にじんわりと滲み出る心地良さの方に感動を覚えるようになった。
それもそうだ、結局それこそが私達の日々。
平凡な暮らし、静かに流れる時間。それこそが私達にとってのホンモノで、そこで起こる薄味な出来事こそがリアルなのだ。
人間関係もそうだ。リアルな暮らしでは誰々の為に自己犠牲をして全てを尽くす、といった仲はそうそうない。
ロマンの欠片も無いが、誰もが基本は自己中心であり、自分の利益に合う相手、関係性、距離感を選んで人付き合いをしている。
特殊事態ではわが身を顧みずに人助けをする場合もあるだろう。
けれども、日常生活での人間関係は基本穏やかそのものだ。
何の変哲もなく、自然な成り行きで触れ合い、語り合い、交じり合っては別れを繰り返していく。
だからそんな中で
「ただ君の為に生きる!」
「あなたの為ならなんでもする!」
「お前の為になら死んだって構わない!」
と激しく主張しながら近づいてくる人にはつい警戒してしまう。
セリフこそ感動的だが、「何か裏があるのでは?」と構えてしまうのだ。
尽くしてくれる気持ちはありがたいが、それよりも私は
・毎日おはよう、おやすみと言ってくれる
・美味しいおやつがあったら「食べてみて」と分けてくれる
・悲しい時に側に寄り添って優しく手をつないでくれる
・落ち込んでいたらさりげなく笑わせてくれる
……
そんな小さな出来事の方が何よりも嬉しい。
大げさに何かしてくれなくてもいいし、自己犠牲してまで愛してくれなくてもいい。
限りある範囲内でも、真心から出た、純粋で日常生活にふんわりと染み込み包んでくれる、そんな思いやりが愛おしいのだ。
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