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20250226 春野菜のスープを作って飲む、春を迎える儀式
(674字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
2025年2月26日の日記。書き始めの時間、午後5時2分。
菜の花。
新玉ねぎ。
アスパラガス。
さやえんどう。
来た来た来たーー!
また春野菜の季節がやってきた!
毎年の春先、スーパーに春野菜が並ぶと決まってテンションが爆上がりする。
まだ少し早いうちは価格もややお高めなのだが、いつもお構いなしに買い物カゴに入れる。
こうするだけで、一足先に春を迎え入れたようで、なんだかお得な気分になる。
その年初めて口にする春野菜の食べ方も決まっている。
スープだ。
野菜の甘味をなるべくそのままたっぷりと楽しみたいので、調味料は極力入れない。
大抵の場合はコンソメを一振り。薄めだと感じたら、塩をひとつまみ。
それぞれの具材をゴロゴロと大きめに切った後、沸騰したお湯に入れ、そのままコトコトと弱火でしばらく煮込んだら完成だ。
主食も、おかずもいらない。
春野菜のスープが主役だ。満腹になるまでいただく。
ぽっくりと柔らかい、アスパラガスの先っぽ。
じゅんわりと瑞々しい汁がいっぱいに広がる、新玉ねぎの果肉。
さくっさくっと歯ごたえが楽しい、さやえんどう。
思わず気持ちがしゃんとしてくる、菜の花の苦み。
コロコロぽくぽくと、可愛らしいそら豆の食感。
シャキシャキと贅沢に頬張る、爽やかな香りのタケノコ。
いくらでも食べられそうになる、なんて甘い春キャベツ!
嗚呼。美味い、美味い。
冬季に体内に溜まった毒素がどんどん抜けていく気がする。
芯から元気が湧いてくる。
春野菜のスープを作って食べること。
私にとって、それは春を迎える、もはや一つの儀式のようなものなのだ。
2025年2月26日の日記。書き終わりの時間、午後5時15分。
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