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コロナがもたらした、この過渡期をどう乗り越えていくか

この1年、友達と話したりする度、感じる事がある。

✳︎私にとっての2020年✳︎

私自身は2020年、パワハラをきっかけに体調も崩して会社を辞めて、ずっと先送りにしていた人生の転機を迎えることになり、結果思いがけずこうして普通の人より長めに失業保険給付という人生の休憩時間であり、自分とじっくり向き合う時間、のんびりする時間、やりたい勉強をやる時間、興味のある仕事をバイトで気軽にチャレンジする時間、親との時間を手に入れる事になった。

でもそういう望む・望まないに関わらない大きな転機は、私だけに起きたわけではなく、私の周りの多くの人の間でも沢山起きたんだなと、友達と話していると改めて思う。

✳︎コロナが私達にもたらしたもの✳︎

「外国どころか他の県へもなかなか行けない。」「やりたい事はあるけど、それだけでは食べて行けない。」「金のために、時間や健康をすり減らして、このまま歳をとりながら仕事だけしていて良いのかな?」「私の居場所って?」「私の出来ることって何だろう?」「収入、これから、どうしていこう?」

コロナやコロナの影響で起きた様々な社会の変化は、多かれ少なかれこれまで通りの生き方を見直すきっかけになり、自分も外から見たら一見順風満帆に見える人も、皆似たような事で悩み、自分に向き合いながら、もがいている。

✳︎2020年、私が得た物✳︎

でも一方で、この一年私は空腹感を月日の経過と共にようやく取り戻し、去年はストレスによる激痩せで着れなくなっていた服を最近ようやく再び着れるようになってきたし、これまで目を向ける余裕が無かった空の青さや木々の瑞々しさや生命力に目が向き癒されるようになり、健康や環境、そして友達や親のありがたさを改めて感じるようにもなった。

✳︎この過渡期をどう生き抜くか✳︎

コロナによって奪われたもの。
コロナによって得たもの。

どちらも沢山あると思う。
でもいずれにせよ多くの人が「自分にとって『望む生き方』『望む働き方』『生活の質』とは何か?」の問いに直面しているんだな、と改めて思う。

その答えは一人一人違うから、誰かと比較したり羨ましがったり、他人にイライラしたり、他人と比べて劣等感をもったり、焦ったり、もはや戻れない過去の生き方等の雑念に捕われていても仕方ない。

リラックス出来ていてこそ本来の実力が発揮出来る。そしてリラックス出来ていてこそ、視野を広く保てる。視野を広く保つ事こそ、心の健康と人生の選択を間違わない秘訣。少なくとも私はそう思う。

だから、いかにして力を抜いて、心身を健康に保ち、雑念を払い、自分の良さ、自分に出来ること、やりたい事、自分の気持ち等を自分の内面に問いかけ、未来の幸せを妄想しながら、その幸せな妄想を実現するための極々小さな一歩を続けていくか。その自分との勝負。まるで禅か何かの修行のようだけど、突き詰めると結局は、やはり「いかにして自分自身と対話するか」を今、問われているような気がして仕方ない。

そんなことを考えたコロナ2年目の連休だった。

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