職場での報連相がどうして浸透しないのか❓
<おじさんDX Vol263>
私の経験になりますが、スタッフから報連相が全くなくて困った時期があります。
ご存知のように報連相は、報告、連絡、相談ですが、管理者としては状況を把握しないとマネジメントが困難になりますので、必要なの事なのです。
✅報連相が浸透しない背景
スタッフから報連相がない状況が、どうして生まれてくるのかと言うと、管理者とスタッフの信頼関係が低い事が挙げられます。
私も当時は、
✅「どうして報告しないの😱」
「報連相なんて当たり前」と思っていた私は、そのような事をスタッフに言っていたのです。
振り返るとこれでは、一向に改善出来ませんよね😅
✅話し掛け易い状況を作れているか❓
これは報連相だけでなく、スタッフとのコミュニケーションにおいても重要な事ですが「話しかけやすい状況」や「雰囲気を作れているか」なのです。
管理者ともなると、忙しい時もあるでしょう。
話し掛けようとしても作業に集中していたり、
話しかけても目線も合わせないと...
スタッフが報連相をしようとしても
✅話し掛けてはいけないんだな...😅
となるのです。
こうした仕草や雰囲気は、スタッフに余計な気を使わせ委縮させます。そのようにさせているのは、他ならず管理者にあります。
スタッフから話かけられる際に、このような事がありませんか。
✅「あの~今話しかけても宜しいでしょうか...💦」
✅「お時間がありますでしょうか...💦」
✅「すいません○○の案件ですが...💦」
どうして報連相をするのに「すいません」と謝るのか...。
これが個人的に不思議だったのです。
✅一方通行コミュニケーション
スタッフが報連相をした事に対し管理者は、報連相をしていますか❓
知る限りスタッフとの信頼関係が低い職場は、これを行っていない管理者が多いです。(気付いていなく、上手くいっていると思っている事も...😅)
特に報告に対しアクションを行わないのです。話を聞くだけでは宜しくありません。
✅フィードバックは必須❗
✅その後どうなっているのか?
✅双方向でないとスタッフは、報連相をしなくなります。
✅権限移譲と事後報告を認める
とある管理者の嘆きに「スタッフからの相談が多くて困る」とあったのですが、その店舗は、スタッフに権限がなく、何もかも管理者の許可が必要でした。
私もこうした管理者の元で勤務した事がありますが、価格交渉の際など自身に権限がないので「都度管理者に許可」を求めていました。
そこで言われたのが、
✅「まだ、価格交渉しているのか」
✅「さっさと決めろ❗」
✅「自分で考えろ❗」
権限移譲されていませんから、許可を求めるのは管理者が望んだ通りなのに、相談すると文句を言われるのです。
かと言って値引きをすると「勝手に判断するな」と怒られます😅
どうすれば宜しいのでしょうか😱
仕事がしにくい事に気付いていないのです。
✅管理者は、自身が値引交渉の際は、権限があるから相談せず値引が出来るから、不便さに気付けない。
こうした経験から上記のように嘆く管理者は「自ら相談量を増やしているだけ」と思うようになりました。管理者が、常に報連相を受けるタイミングに無い場合もあります。
現場で判断を早急に求められる場合は、どうするつもりなのでしょうか。
✅権限移譲と事後報告を認めないと、スタッフは動けません。
また「勝手に判断した」というのは、管理者の責任逃れの言い訳に過ぎないと思います。スタッフを雁字搦めにしているのは、マネジメントによるのです。
✅報告:報告し易い環境を作る。時には事後報告も認める。
✅連絡:頻度も含めて、期限、内容を具体化する。
✅相談:範囲を決めた権限移譲してスタッフに任せるところは任せる。
管理者の思考が浸透した自律型組織では、こうした報連相が浸透しないなんてことはないのです😁
ですから、報連相が浸透しない職場は、自分のマネジメント方法を疑いましょう。
そんなおじさんの話でした。