調子に乗って「目指せ!白菜、1/2玉使い切り!!1週間チャレンジ」に挑戦してみた。
こんにちは、全農広報部note編集部員Nです。
冬といえばやはり…鍋!野菜やお肉、お魚などの具材を煮込むだけで食べられるし、味のバリエーションも豊富で楽しいですよね。今宵も鍋にしようかな~、とスーパーに買い出しに行きましたら…
お!白菜がお安い。
一人暮らしのわたくし、いつもなら買うのは1/8玉少量パックですが、お買い得だから1玉買ってみようかしら??
――と、調子にのりそうになったけれど、いやいやいや、キャベツはいけたとしても白菜は1玉で3~4kgくらいはあるから…さすがに1人では厳しい。それでも1/2玉くらいはいけるかも?
というわけで、キャベツに続いて「目指せ!白菜1/2玉!使い切り」に挑戦してみました。
一週間でどのくらい白菜を食べられるか。白菜といえば鍋、鍋といえば白菜!というほど、冬は鍋料理で食べることが多いですが、ほかにどんな食べ方があるかしら。漬物もおいしいけれど…???
土曜日は白菜が主役の「ピェンロー」鍋
とはいえ、やはり白菜といえば鍋は外せません。どんな鍋に入れてもおいしく食べられる万能選手ですが、なかでも「白菜が主役!」とばかりに、白菜がもりもり食べられる「ピェンロー」鍋がお気に入りです。舞台美術家の妹尾河童さんが著書で紹介して知られるようになったとか。
ちょっと見た目は地味ですが、とろとろの白菜が最高においしい…。乾シイタケと白菜のうま味たっぷりのスープを、塩や一味唐辛子で自分好みに調味して食べるのも面白いです。
【材料(1人分)】
白菜 300~350gほど ←けっこう量いけます!
豚バラ肉(薄切り) 70gほど
鶏モモ肉 70gほど
乾シイタケ 4~5枚ほど
春雨 20~30gほどお好みで
ゴマ油 大さじ2~3
乾シイタケの戻し汁 1000mlほど ←スープはたっぷり2~3人分
塩、一味唐辛子 適量
(1)乾シイタケを戻しておく。戻したシイタケは軸を切り落とし、4等分する。
(2)白菜は葉の部分をざく切り、軸の部分を1~2cm幅に切る。豚バラ肉は3等分、鶏モモ肉は一口大ほどに切っておく。
(3)乾シイタケの戻し汁にシイタケと白菜の軸の部分を入れ、煮立ったらフタをして弱火で20分ほど煮る。
(4)白菜の軸が透明になってきたら、鶏肉、豚肉、ゴマ油(大さじ1ほど)を加え、フタをしてさらに20分ほど煮る。
(5)残りのゴマ油(大さじ1~2ほど)を加え10分煮る。途中で春雨を加えて、表示時間通りに煮る。器にとり、塩と一味唐辛子をふっていただく。
秋冬白菜の主産地、茨城県。JAグループ茨城の「Amore(アモ~レ)」でピェンローのレシピを紹介しています。ほかにも白菜を使った鍋やサラダなどのレシピも多々あるので参考にしてみてくださいね。
そして個人的に見逃せない(食べ逃せない!)のが、乾シイタケと春雨です。どちらも好きなこともあり、ピェンローはお気に入りなのですが、「ピェンローを食べよう!」と思ったら乾シイタケを戻すために当日5~6時間かけて、または前の日から仕込んでおかなければいけません。
――が、今回使った低温乾燥シイタケはお湯に15分ほどつければOK。特許製法でシイタケが好む温度&自然に近い湿度でじっくり乾燥させているため、うまみが強く、苦みや渋みが少ないのが特徴です。
低温乾燥シイタケについてはこちら☟オンラインショップもありますよ。
そして春雨。今回は九州産甘藷(サツマイモ)でんぷんと北海道産馬鈴薯でんぷんを使って冷凍製法で作る「平はるさめ」を入れてみました。平はるさめはぷるん&むちっとした食感が楽しく、お気に入りです。
春雨といっても、落下式冷凍製法で作るもちもち食感の国産春雨や、細麺で歯ごたえのある緑豆春雨などそれぞれ特徴があり、味わいや食感も異なります。いろいろな春雨を食べてみるのも面白いですよ。
食と農のWEBマガジン「Apron」で「国産春雨」について紹介しています👇
日曜日「白菜と柿のサラダ」
ときどき飲食店で白菜のサラダと出合うことがありますが、白菜は生で食べてもおいしいのです。葉っぱはサクサクと軽い歯ざわりで、軸はシャクシャクとみずみずしく、ジューシー。
全農の直営飲食店舗「みのる食堂」の銀座三越店でも、かつて総菜ビュッフェを実施していたときにお客さまに好評だったのが「白菜の柿のサラダ」です。今はお店で出していないのですが、レシピを教えてもらいました。
みのる食堂銀座三越店直伝!レシピ
【材料】
白菜 150g ←今日は一人で150g食べてしまいました!
柿 1個(200gほど)
ドレッシング 30g
※ドレッシングレシピ
米油 100ml、穀物酢 75ml、塩 2g、上白糖 25g、ブラックペッパー 少し を、ボウルに全て入れよく混ぜ合わせる。
一口サイズに切った白菜と柿をボウルに入れ、ドレッシングをよく混ぜ合わせます。白菜がしんなりしたら、できあがり。白菜は中心部分の葉がやわらかいので、生でサラダにするときは内側の葉から使うのもおすすめです。
そして白菜を切るついでに、白菜でも「塩もみ保存」をやってみる。軸は繊維にそって縦に細切り、葉っぱはザクザクと切ってポリ袋(もしくは保存容器)に入れて塩をふり、もみもみ。そのまま冷蔵庫へ。目安は白菜300gに塩小さじ1ほど(白菜の重量に対して1~2%程度)。冷蔵庫で一週間ほどもつようです。
月曜日「さっぱり!白菜のお酢びたし」
こってり生姜焼きにはさっぱり副菜を。白菜をさっと湯がいてお酢にひたすだけと簡単なうえに、食べ進むうちにほどよい酸味がじわじわとおいしい。なんだかクセになる味わいです。
【材料(1人分)】
白菜 200gほど
ほめられ酢(※)など、お好みの調味酢 大さじ2ほど
かつお節 お好みで
(1)白菜は食べやすい大きさに切り、歯ごたえが残る程度に熱湯でさっと湯がく。
(2)アツアツのうちにほめられ酢であえて、しばし置く。お好みでかつお節を入れても◎
※ほめられ酢は全農のプライベートブランド「エーコープマーク品」です。
エーコープマーク品のキッチンのレシピはこちら👇
火曜日「白菜と豚肉のあんかけ丼」
在宅勤務のお昼ごはんは、カレーや丼ものなどの登場率が高め。白菜と豚肉で作るあんかけ丼はフライパン1つでできるし、アツアツのあんかけがご飯ともよく絡んで満足度高し(とろみ、つけただけなんですけどね)。
冷蔵庫にちょっと残っていたニンジンやピーマンなどを入れてもOKです。そして、お店だとウズラの卵が1個…ということも多いけれど、自分で作れば何個でも入れられるのもうれしい。
【材料(1人分)】
白菜 200gほど
豚バラ肉(薄切り) 70gほど
ブナシメジなどお好みのキノコ 50gほど
ウズラの卵(水煮) 好きなだけ(見えないけれど6個入り)
ショウガ 少々
小ネギ 2~3本ほど
ゴマ油 小さじ1
水 50cc
調味料:しょうゆ 大さじ1、みりん 大さじ1
水溶き片栗粉 大さじ1ほど
(1)白菜は軸の部分を1~2cm幅、葉の部分を2~3cm幅に切り、分けておく。ショウガはみじん切り、小ネギは小口切り、豚バラ肉は1~2cmの細切りにする。
(2)フライパンにゴマ油を熱し、ショウガを炒める。いい香りがしてきたら豚肉を入れ、色が変わったら白菜の軸の部分を加える。白菜の軸が少し透明になってきたら、ブナシメジと白菜の葉を加えて炒める。
(3)野菜に火が通ったところでウズラの卵、調味料と水を加え、煮る。水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成。ご飯にかけていただきます。
水曜日「白菜と鶏もも肉のフライパン蒸し」
キャベツでもやった「フライパンぶっこみ蒸し」は、もちろん白菜でもOK。同じ調理法ですが、白菜はトロッとやわらかくなり、甘くておいしいのです。今回は鶏肉で。そのままでもいいですが、今日は塩麹に漬けてみました。塩麹のうま味で漬けダレがなくてもおいしく食べられます。塩麹がなくても大丈夫。そのまま蒸して、ポン酢やごまだれなど好みの漬けダレにつけていただきます。
【材料(1人分)】
白菜 300gほど ←けっこう量が多めでもいけます!
鶏モモ肉 120gほど
ブナシメジなどお好みのキノコ 100gほど ←もりもりでも可
酒 大さじ1
(1)鶏モモ肉は薄切りにし、一晩ほど塩麹に漬けておく。
(2)白菜は2~3cm幅のざく切りにし、葉と軸を分けておく。ブナシメジは石突きを落とし、ほぐす。
(3)フライパンに軸の部分を入れる。その上に、白菜、鶏モモ肉をちょっとだけミルフィーユっぽく重ねて並べ、最後にキノコをのせる。
(4)酒をふり、フタをして着火。鶏肉に火が通ったら完成。
木曜日「塩もみ白菜のコールスロー」
定番コールスローを塩もみ白菜で。水気を絞った白菜を、調味酢&マヨネーズであえるだけ。今回はカニカマを割いて入れてみました。塩もみした白菜は塩昆布であえたり、アツアツの甘酢とゴマ油をかける中華風白菜の甘酢漬け「ラーパーツァイ」にしたりと、いろいろ使えます。もちろん、そのまま食べてもよし。
【材料(1人分)】
白菜 150gほど ※塩もみ前
カニカマ
ほめられ酢などの調味酢 小さじ2
マヨネーズ 小さじ1
金曜日「塩もみ白菜と牛肉のオイスターソース炒め」
塩もみ白菜は炒めてもそれほど水っぽくならず、シャキッとした食感が楽しめます。カサも減るので、案外たくさん食べられるんですよ。
【材料(1人分)】
白菜 250gほど ※塩もみ前
牛肉(薄切り) 100gほど
マイタケなどお好みのキノコ 50gほど
牛肉の下味(A)酒・しょうゆ 各小さじ1、片栗粉 小さじ1
調味料(B)しょうゆ 大さじ1/2、オイスターソース 大さじ1/2、砂糖 小さじ1/2
(1)牛肉は細切りにして(A)をもみこんでおく。塩もみ白菜は水気を絞る。マイタケは細めに手で割く。
(2)フライパンに油を熱し、牛肉を炒める。色がかわったらマイタケ、白菜を加える。
(3)全体的に油がまわったらBを加え、からめて完成。
いつもは鍋料理で食べることが多かった白菜ですが、サラダや炒め物にしてもおいしく、トロトロ、シャキシャキなど、白菜のさまざまな食感を楽しむことができました。フライパン蒸しなどキャベツと同じ調理方法でも、白菜はトロリとやわらかく、優しい甘さがたまりません。蒸すと白菜から水分がたくさん出るのですが、それを見ても白菜はみずみずしい野菜ということがわかります。
ほかにも、全農広報部X「日本の食で味わう」で好評だった「白菜ソテー」や「ロール白菜のおでん」も、白菜を存分に楽しめる一品です。もしや、白菜でマーボーしてみるのもいいかも!?今度、挑戦してみようと思います。
茨城県、長野県、群馬県を中心に全国各地で作られ、産地をリレーして一年中出回る白菜。特に秋から冬にかけて寒さが増すと甘みが強くなると言われています。いろいろな料理で今が旬の白菜のおいしさを楽しんでくださいね。