フェデリコ・フェリーニ監督『フェリーニのアマルコルド』めくるめく色彩と色気
<作品情報>
<作品評価>
60点(100点満点)
オススメ度 ★★☆☆☆
<短評>
おいしい水
うーん、やっぱフェリーニ好きじゃないですね。ただまあイタリアらしいユーモアでくすっと笑ってしまったところはたくさんありました。
アラブの女性たちが舞うところは美しくてよかったですが、他はあんまり覚えていません。イタリア人からするとノスタルジックな感じなんだろうか、と思ったりしました。
吉原
フェリーニの少年時代を投影した童貞映画。何でも美しく、そして価値があるものに見えた童貞時代の視点をそのまま映像化したかのような作品で、とにかく映像美に惹かれました。
私は4Kリマスターされた素材をDVD化したものを鑑賞しましたが、DVDでもその鮮明さと美しさは十分に感じられました。
ファシズムの到来による社会的不安の中でも、明るさを忘れない人々を描く様子が、後のエミール・クストリッツァやテオ・アンゲロプロスに影響を与えたのではないかと、勝手に想像してしまいます。
内容的には退屈にも感じましたが、映像と何の変哲もない街に住む多くの住人を描き出すことが、これほど面白いものなのだと感じました。
<おわりに>
フェリーニの作風にはまれるかどうかで評価が変わってきそうな作品です。とにかく映像美、それに尽きるでしょう。
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