マガジンのカバー画像

金獅子賞全部みる

38
ヴェネツィア国際映画祭の最高賞・金獅子賞の論評です。
運営しているクリエイター

#映画レビュー

ロベルト・ロッセリーニ監督『ロベレ将軍』身代わりとなった詐欺師の運命

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 素…

チャン・イーモウ監督『あの子を探して』代替教師の人捜し

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 貧…

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『父、帰る』見知らぬ父との週末

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 ロ…

キム・ギドク監督『嘆きのピエタ』謎の女をめぐるサスペンス

<作品情報> <作品評価> 55点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 う…

ダーレン・アロノフスキー監督『レスラー』あるレスラーのワンス・アゲイン

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 思…

【最速レビュー】ペドロ・アルモドバル監督『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』安楽死をめ…

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 非…

北野武監督『HANA-BI』孤独な刑事の生きる道

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 掛け値なしの傑作です。北野武は天才ですね。キレのある編集、言葉に頼らない画面作り、突然な暴力…どれをとっても隙のない完璧な作品です。 妻が言葉を発するのは最後だけ、たけし扮する刑事もほとんど言葉を発さないのです。それでいて二人の深い愛を示すのが秀逸です。 叙情的でありながらやはりどこか乾いていて、どうにもならない人生と少しの愛が描写されます。こちらの死生観が揺さぶられる

アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』隠さねばならなかった愛

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 イ…

ロイ・アンダーソン監督『さよなら、人類』シュールな不条理コメディ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 シ…

トム・ストッパード監督『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』ハムレットの…

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 『…

サミュエル・マオス監督『レバノン』イスラエルの戦争ドラマ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 イ…

マイク・リー監督『ヴェラ・ドレイク』ある主婦の秘密と嘘

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 マ…

ミーラー・ナーイル監督『モンスーン・ウェディング』インド発!ウェディングストーリ…

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 『…

ジッロ・ポンテコルボ監督『アルジェの戦い』リアリティあふれる闘争物語

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 アルジェリアの独立をドキュメンタリー・タッチで描いた異色作です。ドスンと重い内容ながら、的確に地下組織をめぐるフランス軍隊との攻防を描ききっています。 展開も早く飽きないです。ヨーロッパ人地区にテロを起こして捕まっていくというのが繰り返されるのですが、テンポの良さもありグイグイと引き寄せられます。 独立までの道のりってこうなんだと思わず納得させられる作品でした。軍隊の指