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金獅子賞全部みる

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ヴェネツィア国際映画祭の最高賞・金獅子賞の論評です。
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#おすすめ名作映画

ロベルト・ロッセリーニ監督『ロベレ将軍』身代わりとなった詐欺師の運命

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 素…

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『父、帰る』見知らぬ父との週末

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 ロ…

ダーレン・アロノフスキー監督『レスラー』あるレスラーのワンス・アゲイン

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 思…

北野武監督『HANA-BI』孤独な刑事の生きる道

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 掛…

アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』隠さねばならなかった愛

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 イ…

ジッロ・ポンテコルボ監督『アルジェの戦い』リアリティあふれる闘争物語

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 ア…

ニール・ジョーダン監督『マイケル・コリンズ』アイルランドの英雄

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 よく出来てはいます。欠点の見つからない映画ではありますが、正直あまり新味がなく退屈してしまいました。 顔も知られていない暗殺者としてのマイケル・コリンズをリーアム・ニーソンが見事に演じていました。ですが、個人的にはそれを上回るキャラの濃さだったのはアラン・リックマン演じるデ・ヴァレラでした。不遜な表情で立ち回る政治家としての恐ろしさを体現していました。 一番いらないなー

ルイ・マル監督『さよなら子供たち』ナチ占領下のフランス、子どもたち

<作品情報> <作品評価> 85点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 北林 戦時中の…

アルフォンソ・キュアロン監督『ROMA/ローマ』アカデミー賞を争ったモノクロの名作

<作品情報> <作品評価> 95点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らし…

アニエス・ヴァルダ監督『冬の旅』彷徨う女がたどり着く先は…

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らし…

ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』台湾を舞台にした一大叙事詩

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> クマガイ 人生…

アンドレ・カイヤット監督『裁きは終りぬ』陪審員ものの金字塔!

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 優れた作…

クシシュトフ・キエシロフスキ監督『トリコロール 青の愛』フランス国旗をモチーフに…

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 ついに手…

クロエ・ジャオ監督『ノマドランド』広大なサウスダコタとノマドたち

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 フランシス・マクドーマンドを惜しみなく活かした作品で、しみじみと心に染み入ります。ロケーションの選び方、風景や人物の映し方が完璧で、この上なく叙情的で美しいのです。特に素晴らしいと思ったのは、普通のセリフで進めるドラマ部分と音楽と映像を駆使した詩的な部分の切り替えとテンポでした。皆哀しみを抱えたノマドの人々とフランシス・マクドーマンドの何か屹立しているような、でもどこかに亡き