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断想 ~気の向くままに

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思考の断片を残したnoteのまとめ。
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地元で生きたグランドレベルを見てみたい 〜いきいきとしたまちを求めて【断想】

地元で見たい景色のことが書かれている本に出会った。 2017年に出版された、田中元子さんの『…

母校には特別支援学級がなかった :僕は恵まれた環境に育ったのだろうか?【断想】

京都教育大学附属小中学校で、特別支援学級を廃止しようという案が出されているそうです。 特…

人は死ぬ。あなたも、僕も。【断想】

 人は死ぬ。 死は、 いつなんどき訪れてもおかしくはない。  突然の訃報だった。 それほ…

隙間も意外と悪くない?【断想】

隙間があいていると隙間風が吹く。 隙間に落ちたものはなかなか取りづらい。 心の隙間にはつけ…

標準語を話し始める友人と関西弁にこだわる僕の話【断想】

 標準語では極力話さないようにしている。 東京でしばらく過ごした際にも、特段意識していた…

ミンドロ島と奥永源寺の「いい知れぬほどの恥ずかしさ」の話【断想】

 高名な児童文学作家・灰谷健次郎氏のフィリピンのミンドロ島での休暇のエピソードに印象的な…

越境 〜閉ざされた世界の外へ【断想】

 最近は「境界線」が専らのテーマなのであるが、以前「越境」についてFacebookで書いたことを思い出したので、再構成してここにも記録しておこうと思う。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ みなさんは「障害者」と呼ばれる人が日本にどのくらい存在するかご存知だろうか? 令和元年の『障害者白書』によれば、身体障害436万人、知的障害108万2千人、精神障害419万3千人となっている。 複数の障害を併せ持つ方もおられ、単純計算はできない。が、要するに国民の7%程度が何らかの障害を有していると言え

線は正確に引くことなかれ【断想】

縁を引くということは、「取りこぼす」ということだ。 断念に血を流すような痛みが伴うように…

日本人の調和力のこれから【断想】

日本人は調和を好む。 このように日本人は特徴付けられることの少なくないが、僕も概ねこの言…

新型コロナという岐路に、考えたい【断想】

 いま世界は新型コロナウイルスによって大きく揺らいでいる。 この混乱は、私たちが築いてき…

【断想】偏見がある、僕には。

先日、初めて韓国を訪れた。 日韓関係が戦後最悪とも言われるほど悪化している中、「韓国に行…

「8月15日は終戦の日なのか?」と9月2日に考える【断想】

僕のFacebookをよく見てくれている友人にこんなことを言われました。 「8月6日と9日は投稿し…

あの戦争から100年も経っていないのに【断想】

「あの戦争から100年も経っていないのに」 こんなフレーズをふと口にしていることが最近多い気…

君は生きたいか?: 『それでも夜は明ける』を手掛かりに【断想】

「君は生きたいか?」 今日はこの問いからはじめてみたいと思う。 先日、「君は生きているか?」という問い中心に、「生きる」ということについて考えを巡らた。 この中では、"exist"(存在する)という概念を"live"(生きる)と対置させてみた。 〈比較〉は余分なものを削ぎ落とし、確からしいもの(「本質」という言葉は嫌いだ(笑))を浮かび上がらせるのに役立ってくれる。 そこで今回も、この方法を試してみたい。 今日提示するのは、"survive"(生き残る)だ。 ある黒人