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向き合い始めた先に。「あなたがしてくれなくても」第9話感想
ようやく、みんなが自分の気持ちをぶつけ始めた。
吉野みち(奈緒)は夫の吉野陽一(永山瑛太)から、新名誠(岩田剛典)は妻の新名楓(田中みな実)から、それぞれセックスに誘われるが、流れに身を任せる中で、思わず拒んでしまう。どちらもセックスレスに悩み、体を重ねることを望んでいたはずだったのに、皮肉にも自分から拒んでしまったことにショックを受ける。陽一と楓もまた、今まで自分がしてきたことが返ってきて、相手の辛さを知ることとなる。
カフェのオーナーにそそのかされ、家を買うことでみちの気持ちを取り戻そうとする陽一。
家選びでは頼りになる一面を見せるものの、やがてその行動は悲しい結末へ繋がっていくことに。
いやー、今回のみち×陽一のシーンは独身アラサーでさえ身に迫るものがありましたね。
子供が欲しい、欲しくない。
そのイメージって、夫婦にとって非常に大事なビジョン。
ここのズレは結婚前に埋めるべきポイントなんですけど、陽一はみちと一緒にいたいがために本当は子供が欲しくないことを隠していた訳ですね。
気持ちはわからなくはないけど、どうみても子供を欲しがっていたみちに対してこれは酷いよなぁ。
一方、誠がみちとまだ繋がっていることを勘付いた楓は陽一が店長を務めるカフェに凸。
ピリッとした空気でしたが、楓はみちの不貞を暴露することを思いとどめる。
陽一は「浮気されていたらそれも自分の責任」と言ってましたが、どこまで本気なんだろう。
子供が欲しくないという本心を隠してまでみちと一緒にいようとした執着心って、実は相当なものなのでは。
華(武田玲奈)の企みで二人で飲むことになったみちと誠。
しかしながら、誠は自分の気持ちを抑えることができず。みちの手をとって駆け出し、バスに乗り込もうとします。
みちはバスに乗り込むことには抵抗しますが、どう見てもイヤそうには見えなかった。
というより、今の状況に蹴りをつけずには誠についていけないといった感じに見受けられました。
真摯に引き下がる誠ですが、久々の性欲全開の行動にちょっと興奮しました(おい)。
後半、4人はようやくお互いの本心をぶつけ合う。
みちが誠との関係を陽一に隠していること以外は、ほぼ洗いざらい話している感じ。
まさか、みちから陽一に別れを切り出すとは。
それぐらい、子供の話は大きかったってことでしょうか。
いや、そんな大事なことをこれまで話してこなかった、その場しのぎの言葉を並べていた陽一に嫌気が差したという方が大きいのかもな。
こうして、二組の夫婦は離婚の道へ。
しかしながら、次回予告を観ると陽一はやはり粘るようです。
夫婦としてのビジョンが大きく乖離した今、みちの気持ちは戻ってこなさそうですけどね。
また、陽一がとうとうみちの浮気に気付く可能性も浮上。おせえよ!
一緒にいたいと迫る陽一、あなたが好きですと告げる誠。
結果的に、何故かモテモテになったみち。
あれ、セックスレスだよねこの人たち。
役柄的には田中みな実一人負けなのが悲しい。