「来世ではちゃんとします」を観始めたら止まらなくなったアラサー独身男子
侮るなかれ、テレ東ドラマ。
なんとなく観始めたら、なんとなく3シーズン観終わっていたという。怖い怖い。
全然内容は違うんですけど、「こっち向いてよ向井くん」ぐらい共感できちゃった。
僕がクズだからだろうか?
平たく言うと、性や恋愛に対してちゃんとできないアラサー男女の群像劇。
「ちゃんとしてない」からこそ面白くない訳ないし、共感できないはずがないのである。
主人公は、5人のセフレを持つ女の子・ももちゃん(内田理央)。
一番好きな男の本命になれない彼女は、承認欲求と性欲に駆られて簡単に男性と関係を持ってしまう。
内田理央レベルの美女がこんなに尻軽だと男子は大喜びなんですが、実際彼女にするならごめん被りたいようなイカれたキャラクター。
ただ、悲しいかなとても気持ちが分かってしまう。
ももちゃんは性欲と承認欲求が強い事以外は至って真面目な子で、非常に普通。なんなら良い子。だからこそ、考え方や思考に非常に共感できる。
劇中、何回も普通の道を歩もうとするんですけど。
結局、遊ばれているとわかっていても本命から連絡が来ると『来世ではちゃんとします』とホイホイ反応しちゃう。うーん、なんて人間的なんだ。
周りを固めるサブキャラたちも、何とも魅力的。
僕のお気に入りは、風俗嬢にガチ恋しちゃってるアラサー男子・檜山トヲル。
演じているラバーガール・飛永くんが良い味出している(彼らのコント好きです)こともあるんですけど、やっぱ設定が良いっすね。
童貞卒業が遅くなって色々見過ぎてタイプじゃない子には勃起しないとか、漫画家になる夢を追っているけどいざチャンスを目の前にすると大好きな風俗嬢に会えなくなるかもと悩む感じとか、色々絶妙です。
彼以外も、サブキャラは魅力的な奴ばかりで。
僕もブラック企業に勤めていたので、ああいう環境で拗らせまくること自体への共感がすごくて。
いや、本当生活リズム荒れると倫理観も荒れるんですよ。一回みんな体験して欲しい。
一話30分2パートの構成も、観やすいったらありゃしない。
あれよあれよと観ちゃって、気付いたら一週間で3シーズン観終わってた。暇か僕は。
いやでも、冗談抜きで30歳前後の人は暇か時に観てみて欲しい。
良い意味で、暇な時に観るぐらいが丁度良いです。ながら視聴にぴったりな浅い内容(褒めてる)なんで。
キャスティングも絶妙ですよ。
主人公の内田理央もこんなにハマるか?って感じのハマりっぷりだし。
前述のラバーガール飛永くんはもちろん、小関裕太の沼感とかゆうたろうのジェンダーレス男子(ほぼ女子)感とか。合い過ぎだわ。
主人公たちの年齢的に、シーズン4はキツいんだろうか。
一回ぐらいリアルタイムで流し見したかった。
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