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紺太郎の詩

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このマガジンには、詩を纏めて置いておきます! 読んでみてね!!
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#詩

『空中落下』long version

ゆらゆらゆら、宙ぶらりん。
ゆらゆらゆら、揺れている。

それは空中ブランコよ。

ゆらゆら揺れてるブランコに私は乗るの。
勢いよくお空を漕ぐの。

足をゆらゆらさせながら
ブランコゆらゆら揺れている

ゆらゆら揺れるブランコに私は乗ってるの
私はお空を漂うの

お空を飛ぶのは疲れたの
フヨフヨ漂うの

私はそのまま落ちてゆく
下へ下へと落ちてゆく

何層もの雲を抜けて落ちてゆく
下には広い海

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『小さな命』

私は人である。

人類として生まれ、人類として育った。

生誕を済ませてゆっくりと、自我を芽吹かせる。

小さき身体が時間と共に成長するの。

母親の母乳を与えられすくすく育つ。

感情の表現は笑うか泣くかの二択だよ。

言葉を知らぬ時から既に、選択を迫られる。

お腹が減った、疲れた、眠たい、オムツを変える。

自分ではない誰かに世話をされなければ、満足に生きてゆけない時期なんだ。

一年の時が

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『字綴り手帳』

日付が進んで、時刻も進む。

一枚一枚をまとめられた手帳。

日が変わる毎に、出来事綴る。

刻々と私が過ごした一日を。

私は手帳に綴ってゆくよ。

めくった数だけ、私の日常。

色鮮やかにする手助けをしてくれる。

今日も一枚綴る。

楽しい楽しい、明日のために。

『駆ける階段』

走って走って、走り続けた。

息を切らしながら。

足を上げて走り続けた。

掴めるチャンスは一度だけ。

走ることを辞めてしまえば叶わない。

上へ上へと、駆け上がる。

人生の壁をひとつずつ壊しながら。

休むことなく駆け上がる。

上へ行けば行く程に、視界が拓けるの。

目指したゴールに辿り着く。

広がる景色が焼きついた。

『星跡ロード』

晴れた日が続いた空。

時が進んで日が沈んだ。

空には幾つもの星の輝きが。

キラキラと、夜の世界を演出するの。

月の明かりも、夜を照らしてる。

キラキラと、輝く星たちが。

白い尾を引き、流星となる。

流れ星たちが作った道を。

元の者たち、歩みを進めるよ。

私の目の前、忘れることない。

忘却できない絶景よ。

『書けなくなったラブレター』

貴方のことが大好きだった。

好きな気持ちを伝えたくって。

私の想いを筆に乗せるの。

筆を進めて気付いた私。

貴方へ向けてた想いの本音。

貴方と一緒に過ごした私。

そんな私が好きだった。

貴方に向けてたあの想い。

それは自己愛だったのよ。

行先不明のラブレター。

『サビつく世界』

私が過ごした筈のこの世界。

目を疑う程に様変わり。

繁盛していたあのお店。

煌びやかだった夜の街。

すっかり寂れて何もない。

私の身体も時止まる。

世界の時が進むだけ。

数百年もの時を経て。

私はここに独りぼっち。

茶色くなった金属みたいに。

心が錆びついた。

『嬢王の劣情』

嗚呼、私の心はどうしたの。

あなたを思って鼓動が速まるの。

あなたが欲しくてたまらない。

私は手を伸ばしているの。

けれどどこにも届かない。

私が伸ばした手は彷徨うばかり。

嗚呼、とてもとても妬ましいのよ。

私以外と楽しそうに笑っているの。

私以外は要らないの。

それに気づけぬ愚かなあなた。

欲しい、欲しい。

あなたを手に入れたいの。

欲の渦がぐるぐる渦巻くの。

黒く濁っ

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『夢中の道中、欲に捕まる』

どうしてだろう。
この状況を望んでいないのに。
また、繰り返されてゆくんだ。
やりたい事がたくさんあった。
したい働き方が僕にはある。
望んでいるモノがありながら、そのモノから遠ざかっていくんだ。
やると決めて、動くと決めて、止まった。

「こんなんじゃないんだ!!」

心が叫んでいるんだ。
自分をいくらか正当化したくて、当てはまる言葉を探して見つけて、意味を調べたりして。

決めるのも、動くのも

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『校舎の外で』

決められたルールに縛られて

右と言えば、右を一斉に向くの

左と言えば、左を一斉に向くの

一年間も同じ場所、同じ人たち

私は自由を欲するわ

校舎をでればヒトリだよ

個人の中のヒトリなの

大きく翼を広げて、羽ばたくわ

私はココから飛んでゆく

遠くへ遠くへ、飛んでゆく

何にも縛れない場所へ

私の自由を得られる場所へ

後者という名の鳥籠から飛び出した

私はヒトリ、自由を謳歌する。

『限界青年期』

ある事ない事、言われたの。

沢山、沢山、言われたの。

なにも知らない、知ろうとしない。

過程を無視する、そんな人。

大人は皆んなこうなんだ。

失望と諦めが心を満たす。

信じられるのは、自分だけ。

回りを気にしろ、他人は言うの。

自分の益しか頭にないの。

そんな人に私はならないわ。

心の中で決意する。

『無酸素遊泳』

息が詰まる

酸素が足りないの

吸っても吸っても

足りないんだ

私は人だからね

エラは付いてないの

だったら忘れよう

肺呼吸

水の中で

呼吸しようかな

浮上することなく

水の中

私は息が詰まるんだ

沢山の人がいる場所は

酸素を吸うのを忘れよう

人波に紛れて泡となる。

『傷付け愛』

ズキズキ痛む私の心。

人を愛して、愛されて。

関係進展、その先に愛を成す。

愛しく思い、お互いを愛するの。

育んだ愛が私へ牙を剥く。

あなたに告げられた別れの言葉。

心に刺さり、深い傷を付けた。

あなたの顔も辛そうなのね。

愛の代償は互いの心の傷ね。

時期に癒えるこの傷は。

愛の末なのね。