『夢中の道中、欲に捕まる』
どうしてだろう。
この状況を望んでいないのに。
また、繰り返されてゆくんだ。
やりたい事がたくさんあった。
したい働き方が僕にはある。
望んでいるモノがありながら、そのモノから遠ざかっていくんだ。
やると決めて、動くと決めて、止まった。
「こんなんじゃないんだ!!」
心が叫んでいるんだ。
自分をいくらか正当化したくて、当てはまる言葉を探して見つけて、意味を調べたりして。
決めるのも、動くのも、止まるのも全部一人。
一人には慣れていたはずなのに、少ない方が好きなはずなのに。
独りになった心が苦しんでいる。
幻想を具現化して、それに没頭して。
芸術を創作を心から楽しめる時間を一生過ごしていきたい。
それで生活をしていきたい。
僕の気持ちは変わらない。
変えようとも変わらない。
それが何故かも分からない。
不確かな中、選択肢から選んだ道を。
正解かも分からないその道を。
ただ、己を信じて突き進む。
そんな勇気があったらな。
それを支えてくれる人がいたらな。
何でもかんでも望んでばかり。
変われぬ理由がそこにある。
人のために何かをしよう。
そんな言葉が脳裏によぎる。
自分の心が優しかった頃、たくさんの期待に裏切られた。関係を断ち切ってリセットを繰り返した。
その結果、今の僕がある。
求めてばかりの僕がいる。
こんな僕から変わりたい。
変わるために進む道。
一緒に歩く誰かが欲しい。