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食べものの話

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ミルクまんじゅうでドーパミンどぱとぱ

やっぱり、みるくまんじゅうがうまい。 イオンの「みるくまんじゅう」をもなかか何かのついでに買ったのだが、正直ドーパミン放出量はこちらのほうが上だった。 ミルク餡が濃厚で甘くて、生地がしっとりねっとりしている。特に上のほうの瑞々しさ。餡との融合具合がすごい。下も下で土台としての自覚を持った質感になっていて、それもまた美味しい。 後日みるくまんじゅう目当てで和菓子コーナーへ行ったくらいだから、よほど気に入っている。そして食べ終わった今、また買わなきゃと思っている。 食べた

お菓子ボックスの長老、旅立ちの日

かつてはハロウィンお菓子セットの一員、そして今日まで我がお菓子ボックス内の移り変わりを見守り続けてくれた長老が、ついに旅立ちの日を迎えた。 つまり食べた。 柳月、昔は「柳月⇔三方六」という単純なイメージしか持っていなかったが、気づけば「あんバタサン」や「バスキュ~」などの流行にマッチさせた人気菓子が増えに増えていた。 ちなみにどちらも食べたことはない。幼い頃になぜか定期的に食べる機会があった三方六と、ハロウィンセットのメンバーたちくらいかもしれない。 その超限定的なラ

二人三脚で歩む

チョコレートを買う決め手になるもの。 お菓子の種類、パッケージデザイン、メーカー。あるいは生産地、製品になるまでの背景……等々。 特に缶の場合、デザインがものをいうことが多い。今回もきっかけはそうだった。 しかし最終的な一押しは、イラストレーターさんを紹介するボードが商品と共に設置されていたことだった。 *** 今年は母から「欲しい缶とかってある?」と事前に問い合わせがあった。もちろんバレンタインの話である。 昨年のモロゾフ缶は思い浮かんだものの、値段を知ってしま

アンジュジュ缶、2025年もゲットだぜ

バレンタインシーズンが始まったときから、いやその前夜から、私は例年にも増して闘志に燃えていた。 絶対にゴンチャロフの猫缶を買うんだと。 *** ゴンチャロフの「アンジュジュ」シリーズ。クールで可愛い黒猫や世界観が好きで、数年前から集めている。 数あるラインナップから決まって選ぶのは、丸みを帯びたスクエア缶。小学校で使いそうなペンケースみたいなフォルムにときめいてしまうのだ。 正直なところ、そこまで気合いを入れずとも手に入る。百貨店の大イベントのように人混みに揉まれる

かのこ、チョコで覆われる。

セイコーマートによると、2月14日は「おいしいチョコケーキを食べる日」らしい。なんて素晴らしい日だ。 しかしこれを知った日以降、私の中でいつの間にか拡大解釈が起こり、「おいしい”チョコ”を食べる日」だと勘違いしてしまっていた。 あのセイコーマートさんも仰っているんだから、バレンタインチョコをワシワシ食べてもいいよね? と安心しきっていたのである。 まあ、でもいいか。美味しかったし。 ええ、もういくらか食べました(もはや14日ですらない)。例えばチョコ味の羊羹とチョコの

アーモンドのヨーグルトを初めて知った日

母がスーパーで半額になったヨーグルトを買ったらしい。半額になってもなお、ブルガリアヨーグルトほどの価格という高級品である。 それを一緒に食べよう、と持ちかけられた際、母は次のように言っていた。 「アーモンドの入ったヨーグルト」 そう聞いて思い浮かべたのは、とろとろヨーグルトの中に砕いたアーモンドが入っている姿。偶然にも朝にアーモンド入りベビーチーズを食べていたため、そのイメージにすぐ繋がった可能性はなくもない。 しかしそうでなくとも、アーモンド〇〇といえばつぶつぶ食感

こし餡と粒餡の違い

イオンの和菓子コーナーに行くたび気になっていた、PB商品のもなか。常時3種類もある手厚さなのだが、なぜかこし餡が無い。 粒餡、餅入り、そして栗入り。餡そのもので種類を増やすのはもったいないという方針なのだろうか。それともイオンは粒餡派なのだろうか。 もなかこし餡派の私は、惜しいなあと思いながら毎回通り過ぎていたのだが、その日は「安い(58円+税)のだから1回くらい試してみてもいいのでは?」という気になった。 それで食べてみたのだが、あまり粒餡っぽくなかったのである。

ミニミニサイズ羊羹、見つけちゃった

スーパーの片隅に潜むミニサイズ羊羹だけに飽き足らず、例によってコンビニのプライベート商品にも手を出した。だってセブンはあの井村屋が作ってるんだもん。そりゃ食べてみたいじゃんね。 しかしその間に別のお菓子も買うわけで、そうなると賞味期限が長い羊羹は今じゃないかしらん……と食べるのを躊躇することに。嗜好品は食べたいもの優先ではあるのは前提だが、いろいろと攻防が巻き起こるのである。期限とかサイズ感とかカロリーとか。 そんなことをしていたら、100均で見つけてしまったのである。ミ

赤ワインとラングドシャ

赤ワインにハマっている。今、「好きなお酒は?」と聞かれたら赤ワインだと言いたい。 これだけだとオシャレで大人っぽい感じがするが、その実態は重くないフルーティなのを慎重にチョイスし、ふつうのグラスに2~3㎝ほど注いでちびちび飲んでいく宅飲みである。調子がいいときは2杯目もいっちゃうけどね(数㎝追加)。 2~3㎝だけ入ったグラスは自分が見てもオシャレとは程遠く、まだ口をつけていないのに飲み終わりかけみたいな様相を呈するが、基本単位としてかなりちょうどいい。すぐに赤くなる我が顔

逆に"シングル"シューという選択肢

シュークリームの派閥に関して、私はカスタード&生クリームのダブル派であることは何度も申し上げている気がするが、この度、全部が全部そうではないかもしれないと思うに至った。 「シュークリームはダブル」という自分自身が作った信条に、いつしか縛られるようになっていたらしい。 *** 信条の見直しを迫ってきたのは、ヤマザキの「大きなシュークリーム」である。 ファミマのダブルシューを食べた数日後、結局ヤマザキのシュークリームも食べたくなってしまった。少し前から始まった個人的和菓子

いちごミルクを探して

今までこんなに自販機を見るたび足を止め、なおかつメーカーに着目してチェックしたことはないんじゃないかと思う。もっと言えば、自販機を探すための外出もした。自販機ガチ勢である。 *** 目的は、缶タイプのいちごミルク。動機は推し活。 推しの絵柄が付いているとか、そのものズバリの商品があるとかではなく、いわば概念的なやつだ。 しかし缶のいちごミルクは意外と出しているメーカーが少なく、『ちいかわ』は現実世界の商品を出すことも多い。つまり、ラッコ先生と同じものを飲んでいる、とい

これは正真正銘、メロンパンと塩パンのコラボ

メロンパンと塩パン。それぞれ昭和と平成に誕生し、令和の世でもパン屋さんの定番であり続けている。 しかし、この2つが完全に融合しているのを見たのは今日が初めてだった。 *** 以前ローソンで「じゅわバタ塩メロンパン」が販売されていた。しかしそれはあくまでもメロンパンの亜種であって、塩パンとの掛け合わせという雰囲気ではなかった。念のため公式サイトを見てみたが、「じゅわっと口に広がるバターの香りと塩味がサクサクのクッキー生地と相性抜群。」と、塩パンの文字はない。 しかし、某

スイーツピザって最高じゃない?

チーズと小麦粉が好きなので、当然ピザも好きなのである。 それはもう、小学生の頃から。ピザハットのテイクアウト割引期間は「今回は頼むのかな……?」と胸が躍ったもんよ。 基本はやはりチーズ必須。それもなるべく分厚くて、味だけでなく食感から味わえるのが望ましい。 もちろんチーズ不使用でも美味しいが、印象の残りやすさでいうと格段に弱くなってしまう。事実、今まさに具体的なものが思い浮かんでいない。絶対何かしら食べてるのに。特に外食時に複数枚頼むときは、さすがに系統違うのを選ぶ……

煮付けを彷彿とさせる餡 ~かぼちゃパイ食べ比べ③~

(※1,400字程度です) 前回までの①②を合わせて9個。 5個目から4つ集めるのは少し難航した記憶があったので、第3弾は縦横無尽に遠征しないと厳しいかしらと思っていた。 しかし意外や意外。私の住んでいる地域にまだ隠れていたのである。かぼちゃの生産地が近いからか、それとも単純に和菓子屋が多いのか。 なので今回は近隣のみでも構成できたのだが……札幌千秋庵、入れちゃった。昨年秋に買い逃して以来悔しい思いを抱いていたもんだから、食べられて嬉しくなっちゃってさ。 かきわける