マガジンのカバー画像

エッセイ

376
日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
運営しているクリエイター

#おすすめ

疲れた人に癒やしを届ける本

悩みを抱えた人が食事を通して道を開いていく、というような枠組みの作品を書店でよく見かけるようになって久しい。 大体ハッピーエンドになるのはわかっていながらも、前半の悲しい雰囲気で自分も落ち込んでしまうのでここしばらくそういう本は読んでいなかった。 しかし先日コミックエッセイの棚にふらっと立ち寄った際、とある表紙のおにぎりに惹かれてパラパラとめくってみたところ、お迎えせずにはいられなかったのである。 クマやゴリラといったキャラクターたちが、疲れて体力も気力も失いかけた人間

ダイソーで印象派と遭遇

先日ダイソーに行ってきたのだが、そこで一目惚れしたのがこちら。 美術作品をモチーフにしたグッズが百均で買えるのって、なんだかすごくないですか。 実はほんの少し前にセリアでも似たようなシリーズを発見していたので、「ダイソー、君もか!」 とテンションが上がったのだった。 セリアでは熟考の末に却下したのだが、今回はゴッホの『ひまわり』を見て購入を決意。というのも、母が推している関ジャニ∞の安田章大さん(家では「ヤスくん」と呼ばせてもらっています)が以前舞台でゴッホを演じられて

私なりの、ひな祭り

ごきげんよう。今日はひな祭りでございますね。 お子さんがいるご家庭では雛人形を飾っているところも多いだろうし、もう大きいから……というご家庭も、玄関先やテレビの前にミニチュアサイズを置いたりしているのではと推察する。 男の子オンリーだとお祝いはしないのかな。私はこどもの日もやっていたから(兜は無かったけど)、それだとなんだか不公平な気もする。祝えるときは祝っておこうの精神で、みんなで美味しいものでも食べようじゃないか。 そんな私のひな祭りというと、随分前から「ケーキを食

プーさんのおかげです

昨日、久しぶりに前のめりで読めた新書をご紹介した。 本が読めない、というか開きたくない時期が定期的に来がちな私。しかし、実はこの新書を読む前にも文庫を数冊読んでいた。どうした自分。急に読みだして。 ……プーさんのおかげかもしれない。 (過去記事ばかり挙げてごめんなさいね) 背伸びせず、今の自分が読める本、読みたいと思える本を大事にしようと思った。それが『クマのプーさん』だった。文章は柔らかく、キャラクターたちはみな個性豊かで愛らしい。 私はディズニー版も観たことがな

国語辞典を作る人たち

私は昔から、頻繁に国語辞典を引く子ではなかった。 小学生のときに初めて買ってもらった辞書は、小学生向けコーナーに並ぶなかから見やすさや触り心地を比べながら選んだ。そのおかげで自分の好みに合うものを持てていたが、最後までほとんど新品同様だった。 ***** いつからか母のおさがりの辞書を使いだした。三省堂国語辞典の第三版。文庫本とほぼ変わらない大きさなのでフィット感がいいし、棚から取り出してめくるという動作を気軽にできるのもよかった。 小学生のときの反省……ではないが、

チョコが分厚くなっただと……?

チョコモナカジャンボの魅力の1つは、真ん中の板チョコである。 普通の板チョコだと、1枚食べるのはなんとなく罪悪感があるのにモナカジャンボに挟まっていると、なぜかさっくり食べられてしまう。北海道弁で言うと、「食べらさる」だ。 そのチョコの頼もしい分厚さに、満足感を抱く人は多いはず。なので、「もっと厚かったらいいのにな」と不満になったことはなく、今以上に分厚くなることなんて、考えたこともなかった。 しかし、チョコモナカジャンボが誕生50周年を迎えた2022年、急に現実のもの

彼らに、あの世界に、ずっと憧れている

みなさんは、定期的に読み返したくなる小説や漫画はありますか? 私にとってその最たる漫画は『小さなお茶会』だと思う。ちょうど今、n回目の読みたいモードに入っているが、母の所有物なので実家に行くまでおあずけである。今度ゆっくり帰省できるときに読むぞー。 ***** 『小さなお茶会』(猫十字社:作)は、1978〜1987年に花とゆめコミックスから出版された、「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が織りなすお話である。いくつかのサイトを見てみると、「メルヘン」と紹介されていた。メ

クマゴロンのガチャガチャ探し隊

クマゴロンをごく最近知った私。なのに、たいして日も経たずにクマゴロンのガチャガチャが登場したなんて、運命でしかないのでは。是非ゲットしたい。でもどこにいるのかわからないし、あるところは続々と売り切れているらしいし……クマゴロンや、どこにいるのかい! 冒頭からクマゴロンクマゴロンうるさくて申し訳ない。そもそもクマゴロンってなんじゃい、という方もいると思うので、まずそこから説明させていただきます。 北海道東部にある中標津(なかしべつ)という町に拠点を持つ、スイーツ・ドーナツ工

見た目も中身も色々

今日の朝食は珍しく、パン屋さんの菓子パンを食した。昨日、母が多めに買ってきてくれたのである。なんという粋な計らい……。 メインは昼食用なので、そのときに選ばなかったパンが朝食になる。そのことも念頭に置きつつ開催されたパン選び大会、残されたのはかぼちゃパンでした。 かぼちゃを模した緑色の生地の中には、バター強めのかぼちゃクリーム。ここは、通常のクリームパンもバター感がある黄色めのものなので、それにかぼちゃを混ぜ込んでいるのだろう。 そして、てっぺんに刺さっている白いヘタが

パピコ×かぼちゃなんて、冷静でいられるはずがない

グリコさん話が続くが、ちょっとこれは言っておかないといけないので書くのだよ(誰)。 ***** 4月4日にパナップがリニューアルしたということを、前々回の投稿である4月4日ジャストにお話した。しかし、その日に動いていたのはパナップだけではなかったのである。 ちょっとパピコにかぼちゃが出てるのご存じでしたみなさん??? 何で教えてくれなかったの!! ……興奮のあまり、理不尽極まりない発言があったことをお詫び申し上げます。でもそのくらい、前情報無しで突然売場で目にしたとき

のど飴っぽくないのど飴が好き

私はすぐに喉がえへんえへん(イガイガという感じではない……)するので、のど飴は身近な存在である。しかし、ザ・のど飴な味は苦手ということで、「食べやすくて何かしらの効き目がある」ものを求めて、今までいくつか試してきた。 そして現状、 ①本格的に治したいとき:ヴィックス メディケイテッド ドロップ(巨峰味) ②仕事時のお供:ロッテ フルーツカリンのど飴 ③②にしたいくらい好きだけど高嶺の花:カンロ たたかうマヌカハニー に落ち着いている。正直、のど飴ではどうにもならないよっ

かもめの玉子とままどおる

朝刊の折込チラシで、あるスーパーで東北フェアをやっていることを知った。 商品の一例を見ると、なんと岩手銘菓「かもめの玉子」があるではないか。東北銘菓として有名だし、こういう催事等で来てくれることも多いので納得だが、今回も来てくれたかとやはり嬉しいものがある。 幼い頃に初めて食し、「これはすごく美味しくて、珍しいものだ」と知ってから、そのイメージは今でも変わっていない。そのため、あの4個入りのパッケージを見ると必ず一時停止してしまう。 コロンとした卵型の外側には、すべすべ

noteに新しい仲間が加わった!

以前、本を紹介させていただいた、絵が超絶お上手な作家さん。そして、ご縁があって仲良くさせていただいている(と思っています……)方が、noteに参戦された。 自己紹介の記事には、なんと私のことも書いてあるではないか。恐縮です! 実は以前からnoteを始めようかと考えていることは聞いていて、そのときは私の名前も出すみたいなことも仰っていただいていた。しかし、イラストまで描いてくださったとは。 今まで、記事だけでなくアイコンでも自分の容姿について出すのを極力避けてきたのだが、

頭の中のプレイリスト

頭の中に何かしらの曲が突然鳴り響き、自分の意志とは無関係に延々ループする、という事象は多くの人が共感してくれると思っている。 好きな曲ならまだ良いものの、中毒性が高い店内ソングがチョイスされてしまうと段々「やめてくれええ」という気持ちになる。時には声に出して歌い始め、周囲の人を巻き込むという迷惑極まりない行動に出たり出なかったり……。 「店内ソング」という文字で何かを思い浮かべた方が、今ループに突入してしまっていないか、少し気がかりである。そういうときは以下で出てくる曲で