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頭の中のプレイリスト
頭の中に何かしらの曲が突然鳴り響き、自分の意志とは無関係に延々ループする、という事象は多くの人が共感してくれると思っている。
好きな曲ならまだ良いものの、中毒性が高い店内ソングがチョイスされてしまうと段々「やめてくれええ」という気持ちになる。時には声に出して歌い始め、周囲の人を巻き込むという迷惑極まりない行動に出たり出なかったり……。
「店内ソング」という文字で何かを思い浮かべた方が、今ループに突入してしまっていないか、少し気がかりである。そういうときは以下で出てくる曲で気分転換をしていただければ幸いだ。
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先日の仕事中、突然何の脈絡も無く頭に流れてきたのは、私にとってすごく懐かしい曲だった。
QUEENの「I Want it All」である。いわゆる王道の曲ではないので、ご存じの方はそこまで多くないかもしれない。
ボーカルのフレディ・マーキュリーが口髭から無精髭的なものに変わり、同時に声も何となくワイルドみが強まった気がする時期。QUEENをよく聴いていたのは小学生か中学生かそのあたりだったが、当時は口髭期が最も好きだったため、無精髭になったときは「何故……」という気持ちが強かった。
(「なったとき」って、同時代人みたいな言い方だけど、単純にMV集を順番に見たときの感想です)
とは言え、ベースのジョン・ディーコンが汽車の音を再現する「Breakthru」や、オーディションで合格した子どもたちがメンバーに扮する「The Miracle」など、好きな曲も多い。しかし、「I Want it All」はそれに比べるとグッときていなかった。
そして、今。改めて聴いてみて、めっちゃいいじゃん、ってなった(それはそう)。あまり響かなかった記憶があるのって、MVが他に比べてシンプルだったからでは? と思ったくらいである。
音楽の知識が無いので合っているかはわからないが、『大人の渋さも漂うカッコ良いロック』という感じがした。間奏にドラムのロジャー・テイラーが何故か回転しながらバンバン叩くところも非常に良い。確かこの辺がゆっくりテンポのバージョンがあった気がするが、私は断然MVバージョンが好き。
追記:ゆっくりバージョンではなく、MVはその部分がカットされている説……。
また、ギターのブライアン・メイのギターはもちろんのこと、Cメロ? で透き通った声を披露してくれるのも嬉しい。フレディのパワフルボイスと交互になるところがまた良き。
昔は面白みに欠けると思っていたかもしれないMVも、今見たらモノクロだったりカラーになったときのライトの当たり具合だったり、すごくカッコ良かった。他の曲も、見・聴き直したら新たな発見がありそう……。
積極的に聴いて、頭の中のプレイリストを作成するのも良いかもしれない。
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