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チョコが分厚くなっただと……?
チョコモナカジャンボの魅力の1つは、真ん中の板チョコである。
普通の板チョコだと、1枚食べるのはなんとなく罪悪感があるのにモナカジャンボに挟まっていると、なぜかさっくり食べられてしまう。北海道弁で言うと、「食べらさる」だ。
そのチョコの頼もしい分厚さに、満足感を抱く人は多いはず。なので、「もっと厚かったらいいのにな」と不満になったことはなく、今以上に分厚くなることなんて、考えたこともなかった。
しかし、チョコモナカジャンボが誕生50周年を迎えた2022年、急に現実のものとなったのである。
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大きく「限」と書かれたパッケージ。最初は、例年の冬限定が登場したのかと思ったが、そうではなかった。
チョコモナカジャンボが誕生して半世紀が経ったという歴史的な年に、何か特別なことをしようと頭を捻らせたのだろう。その結果、チョコモナカジャンボの特徴であるセンターチョコを「工場で製造できる限界まで」厚くするという、シンプルながら夢のある試みに挑戦してくれたのである。
しかし、通常バージョンでも既に分厚い。これ以上分厚くできるのか、そしてバランスは崩れないのか……一抹の不安を抱きながらも、チョコモナカジャンボスキーとしては食べないわけにはいかないのだった。
実食の前に数値的な変化を見てみると、カロリーは14kcal増(303→317)、脂質は1.1g増(16.8→17.9)だった。人によって感じ方はそれぞれだが、個人的にはちょうど良い塩梅だなと思う。
というか、限界値にしても雲泥の差にならないということは、普段からめちゃくちゃ分厚くしてくれているということだ。太っ腹だよ森永さん……。
ということで、いただきました。
正直、そんなに変わるのかしらん、と疑いつつだったのだが、これがなかなかどうして、チョコの存在感マシマシだったのである。
最初の数口こそ「?」だったものの、センターチョコがガツンと出始めたときから歯ごたえが変わった。もうバリッバリ。砕けていく様子がよりはっきりと感じられ、ひと噛み目でできる破片のサイズも確実に大きかった。
しかし、チョコチョコすぎて邪魔というレベルには達していない。つまり、モナカやアイスを楽しむ余裕も保持したまま、チョコチョコしいチョコを味わうことができるのだ。
ただ、難点が無いわけではない。挟んでいるものが分厚くなったため、最後のほうになると決壊しそうになる。アイスがモナカからはみ出すというアクシデントが通常バージョンよりも激しめな気がした。室温や個体差もあると思うので、たまたま今回がそうだっただけかもしれないけどね。
「限定商品」と銘打っているので、販売期間はもしかしたら短いのかもしれない。なので、気になった方はお早めに!
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