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見た目も中身も色々
今日の朝食は珍しく、パン屋さんの菓子パンを食した。昨日、母が多めに買ってきてくれたのである。なんという粋な計らい……。
メインは昼食用なので、そのときに選ばなかったパンが朝食になる。そのことも念頭に置きつつ開催されたパン選び大会、残されたのはかぼちゃパンでした。
かぼちゃを模した緑色の生地の中には、バター強めのかぼちゃクリーム。ここは、通常のクリームパンもバター感がある黄色めのものなので、それにかぼちゃを混ぜ込んでいるのだろう。
そして、てっぺんに刺さっている白いヘタがまた美味しいんだよな……。実(み)の部分とは違って、比較的固め・ギュッと詰まった味。どこかで食べたことがある気はするのだが、それが何かずっとわからないでいる。サブ要素でありながらも、毎回楽しみにしている部位で、もっと大きくても良いとさえ思っている。
ヘタの話の方が長くなるというまさかの事態だが、本題のかぼちゃに軌道修正したい。このかぼちゃパンを最初に食べたとき、正直私は驚いた。中身がどういうものかを知らずに買ったのだが、こんなにもクリームクリームしているとは思わなかったのである。
それまで私が持っていたかぼちゃパンのイメージは、かぼちゃ餡だった。つまり「和」である。白餡とかぼちゃが組み合わさることで、甘味要素が強まりつつ、本来のかぼちゃのようなほっくりさもある、という塩梅。甘いパンは食べたいけど、甘々は気分じゃない、というときにぴったりなのだ。食物繊維(白餡)もカロテン(かぼちゃ)も摂れるし、健康的!(個人の見解です)。
このように、かぼちゃとパンのタッグは、大人しい・お上品なものになると思っていた。そこであのわんぱくクリームが来たのでびっくりしたのである。しかし、今までの概念を良い意味で壊してくれた。
正直言って、こちらのかぼちゃクリームは、かぼちゃを期待しすぎるとそこまでかぼちゃではない。なので猛烈にかぼちゃを摂取したいときは向いていないかもしれないが、スイーツ系、そしてクリームが食べたいな、というときには、かぼちゃも味わえて一石二鳥なのだ。
ちなみに、逆にかぼちゃかぼちゃしすぎているパンにも出会ったことがある。見た目はあんぱんのようなシンプルな形と色なのに、全力かぼちゃだったのだ。
白餡が、とかの次元ではなく、ほぼかぼちゃで構成されているかぼちゃフィリングなのである。具体的な材料はもちろんわからないが、確かほぼマッシュかぼちゃみたいなものだったはず。それこそ健康パンだ(?)。
餡やクリームに頼らずかぼちゃのみで勝負という潔さ。ここまでかぼちゃに全幅の信頼を置いてくださるパン屋さんがあるなんて、と私は嬉しくなってしまった。こちらは逆に、菓子パンを食べたいときには物足りなさもあるが、かぼちゃを食べたいです! というときにはうってつけである。
みなさんの街には美味しいかぼちゃパンはありますか? 行けずとも、聞くだけで楽しいので、よかったら教えてください!
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