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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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#日常

食べるより育てるほうがメインになっていた

豆苗と大根の葉を、続けて台所で育てた。緑があるっていいなと思った。 *** 私には緑の指が無いので、家庭菜園はもちろん観葉植物やお花の類とも疎遠で過ごしてきた。花瓶にさすタイプの花に関しては緑の指は関係ない気もするが、お花を買うお金があればスイーツやグッズ等を買ってしまうし、枯れてしまった後の片づけを考えるとなかなか手が出ない。 しかし、花は心を満たしてくれる。スイーツも同様だが、食べものは短期集中型であり、余韻はあるにしても「また食べたい」という渇望も同時に生まれる。

コメダのバナナジュース、めっちゃバナナ

「冬限定のココアみたいなドリンクがある」という母からの情報を元にコメダへ行ったのだが、すでに終わっていた。1月中旬までだったみたいだね。 なので、バナナジュースを飲みました。 *** コメダでは初のバナナジュース。供されたときに胸が高鳴ったのは、前々から気になっていたメニューと対面できたからか、それとも容器のサイズが予想以上に大きかったからか。 「ケチらずにたっぷり使ってます!」という味がする。もったり感にもそれが出ていて、それでいてストローで飲みにくいほどドロドロで

読んだら散歩に行きたくなった

その本を読んでいたら、居ても立っても居られなくなった。 よし、私も散歩に出よう。 *** 健康やダイエットの本ではない。北大路公子さんの新著『キミコのよろよろ養生日記』である。 乳がんを患った北大路さんが、治療の過程で失ってしまった体力を取り戻すべく奮闘する日々を描いた1冊。背景は重たいが、文章はこれまでと変わらぬ”ゆるっ”とした軽快さで、まだ半分も読んでいないのにすでに何度もふき出してしまっている。 そう、まだ全然読了していない。散歩が登場するのは、北大路さんがが

『ポトスライムの舟』を読んで

先日、慣れない読書感想文を恐る恐る投稿したのだが、スキもコメントもいただけてすごくハッピーな気持ちになった。温かく出迎えてくださってありがとうございました。 それと同時に、やはり本に関心が高いかたが多いんだなあ、本いっぱい読んでですごいなあ、とこれまた初心者丸出しの感想を抱く。コメントでおすすめいただいた本も、もちろん私は未読だった。背表紙は見た記憶はあったけどね!(自慢にならないよ?)。 エッセイに比べて小説は読むハードルが高い。しかしお寄せいただいたコメントを拝見して

ペットボトルが開けられない

よく物を落とすのが地味に困りごとだったりする。失くす、という意味ではなく、掴んでいるものが勝手に離れて空中に投げ出されてしまうのである。 昔から握力はそんなに無い上、前職場の人に「意外と大雑把ですね(大意)」と言われたこともあるので、無理な取り出しかたや持ちかたをしているのだろう、と思っていた。面倒だと思うことが実は大切である、という話をTwitterで見たことがあるし、気をつけないと……と反省する日々である(なかなか直らない)。 しかし、それにしても最近落としすぎな気が

好きなエッセイの特徴

趣味と実益を兼ねていろんな人のエッセイ本を読んでいる。 私は小説よりもエッセイのほうに取っつきやすさを覚えるタイプなのだが、先日すごく苦手な雰囲気のエッセイ本に当たってびっくりしてしまった。 本全体にうっすら存在していたテーマ自体が合わなかったのがひとつ。それと、なんというか「この人はクラスで一緒になっても互いに関わらなかっただろうな」みたいな、ある種苦手意識を抱いたのだった。 その点、今読んでいる本はものすごくしっくりきている。 読書感想文が苦手な私が「ここ(not

もう4周年ですってよ

何気なくnoteにアクセスしたら、ポップアップが表示された。「先週の○○で1番~」的なのかな?(ワクワク)と思ったのだが、何やらメダルっぽいものが見える。 あらー、4周年。 そういえば1月の末頃が記念日だったな、とこのとき初めて思い出したのだった。 *** 確か昨年はちゃんと覚えていて、数日前から何を投稿しようか考えていた気がする。 しかし今回は本当に忘れていた。24日はラッコ先生、昨日26日は某コンテンツ最推しの誕生日だったため、そっちに気をとられていたのである。

阪本さんのいる生活

「【ご報告】家族が増えました」というタイトルにしてみようかと一瞬だけ思ったが、軽い釣りになるので自重した。釣りだとわかったときの「なんだよ~」的な気持ちをフォローできる技量もないことだし。 ということでサムネのとおり、昨年から阪本さんと共に暮らしている。 2000年代初期~中頃の京アニ世代はピンときてくれると思うが、「阪本さん」は『日常』(あらゐけいいち)という作品に登場する黒猫である。 道で拾われ、8歳の天才少女「はかせ」が発明した「しゃべれるスカーフ(首輪)」によっ

街行くお子達にハッとする

週末や祝日は外労働をしているため、必然的に遊びに出るのは平日ということになる。駐車場は停めやすく、人混みに揉まれることもない。快適である。 今日もそんな想定でとある商業施設へ向かったのだが、子どもがたくさんいてびっくりした。 そうか、まだ冬休みだったか。Twitterなどで連休終了を嘆く声ばかりを目にしていたもんだから、すっかり平時に戻ったと早合点してしまった。どうやら、私のタイムラインは社会人ばかりらしい。 ランドセルを背負っていないお子達を久々に見たのだが、おしゃれ

門前払いより切ないやつ

前日から楽しみにしていたスイーツを目当てにカフェへ向かったところ、テイクアウト限定の日だった。 入店して数歩で飛び込んできた「close」の文字。 その後、1週間で唯一の曜日に来てしまったらしいことを知った。 *** 私は定休日や臨時休業といったタイミングに出くわしやすい。 定休日に関しては私の落ち度ではあるものの、臨時休業に関しては慰めてほしい。え? SNSで発信しているパターンもあるじゃないかって? それは、まあ、そうなんですけど……いやでも意外と更新止まっている

働くモチベーションだからいいの

ラッコ先生への熱意が日に日に上がっている。 久々に縫い物した。数ヶ月ぶりかもしれない。 小ぶりのマスコットを持っているのだが、顔と胴体のバランスが少し気になっていて、それを解消する目的込みでお洋服を作ってみた。 服と言っても袖無い、というか実はフレアスカートだし、レースは端にマジックテープを付けてとめているだけ。しかしゴムでキュッとなっている部分が襞襟に見えなくもないし、自立もするようになったので割と満足している。 額に傷跡のある貴族……なんか、物語が始まりそう(?)

かぼちゃを身にまとう

お守り的な香りを求め、ルームフレグランスや香水など様々なジャンルで探してきたのだが、この度「三谷乃亜」としても大正解なアイテムが舞い込んできた。 ボディ&ヘアケアグッズで有名かつ人気な「THE BODY SHOP」。 洗練されたデザイン、かつ香り豊かなフレーバーは、私にとっても憧れの存在である。 しかしそんなお店に、まさかパンプキンがあるとは。 なんというか、秋フレーバーの筆頭はマロンのイメージがあったから。やはり「モンブラン」のほうが訴求力あるのかな……みたいな(卑屈

りんごから始まる2025年

2025年、謹賀新年。 大晦日の一大イベントは、紅白歌合戦……ではなく、そのフィナーレであるテープ飛ばし「パシュッ」からの、ゆく年くる年の鐘の音「ゴォォォン」という数十秒間に詰まった【華やかさと静寂】である(三谷の見解)。 毎年これを楽しみに夜更かししているまであるのだが、2024年→2025年はあえなくギブアップ。なんなら普段よりも早く就寝してしまった。 というのも、昨年から再び外労働を始めた関係で一般的な暦とほぼ真逆の動きをしており、1年で最も休みムードあふれる年末

ラッコ先生出るまでキャラパキる

※スクロール長いですが、本文は約1,500字です。 【1日目】11月20日 あれは、トライアルのたまごサンドを食べた頃だったと思う。 ゲームセンターのクレーンゲームで、「カニみたいなちいかわ」を発見した。当時はこのコンテンツから距離を置いていたため、それが誰なのかまったくわからなかった。ちいかわさんに似ているから、その仲間なのだろうな……くらいの認識。 思えばあれが、古本屋さんとの出会いだった。 【2日目】11月21日 4月3日は「シーサーの日」である。 Twi