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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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2022年6月の記事一覧

キャラメルコーンでフーチャンプルーを作りたい

キャラメルコーンの塩キャラメル味を食べてみたのだが、通常バージョンの味を忘れてしまい、どのくらい違うのかよくわからない。 それを夫に言うと、いそいそと自室から赤いパッケージ(増量中)を持ってきて、新しいお皿にバーっと開けた。 これによってめでたく味の違いがわかった(塩キャラメルは味が濃いめ。通常はピーナッツの風味が全体についている)。しかし、全てのキャラメルコーンを食べきることは難しく、更に袋を捨ててしまった通常味はあっという間に湿気ってしまったのである。 ああ、私が食

背景にこだわりたくなった

初めてオリジナルのあみぐるみ人形を作ることに成功し、驚きと喜びがじんわり沸き続けている結果、約3cm浮いた状態でここ数日過ごしている。 とは言え、顔をつけると全てが台無しになりそうなのが怖いのと、単純に目のパーツを切らしているのとで、数日間のっぺらぼうのままだ。 それはそれで色んな表情が見えるので不自然では無いものの、せっかくここまでできたのだから失敗を恐れて逃げるのはナシにしたい。 パーツをどこかで調達でき次第、イメージ図の作成・顔入れ前の撮影会・心の準備を十分に済ま

鶏胸肉をパリパリに焼きたかった

我が家の重要なタンパク源、鶏胸肉。 下ごしらえが楽だし何よりも安いという理由でかなり打席に立ってもらっているのだが、未だに加熱の加減が心もとない。 薄切り肉と異なり、そぎ切りをしてもある程度の厚みが生じる。食中毒回避は絶対。それに加え、痛くは無いけどなんか胃の調子がいつもと違うかな? みたいなことは(私のみ)過去に何度かあり、関係ないのかもしれないが用心するに越したことはない。 しかし、焼きすぎて固くなるのも困る。もも肉と違って脂がほぼ無いため、パサパサになるとどこまで

低空飛行の塩ラーメン

私は低空飛行の塩ラーメンらしい。 何が何やら状態だと思うが、これは別々に言われたことを合わせたからである。正しくは、「私は低空飛行な人間、かつ塩ラーメンらしい」だろうか。なんか、逆にとっちらかったな。 ***** 低空飛行のほうは、基本的なテンションの話。自己評価だと、情緒不安定なのでさしずめ乱気流かなという感じだが、どうやらそうとも限らないようで……。 言われたきっかけは、私が大きめの風邪を滅多に引かないと話したとき。そのとき相手に 「それは乃亜ちゃんが低空飛行だ

ファンレターを書きました

図書館で借りた本が、ずっと手元に置いておきたくなるくらい面白かった。 この気持ちは伝えないと! という思いが読んでいるうちから膨らむほどで、読了後、満を持してファンレターを書くことにした。 ***** ファンレターは滅多に書かない。 「好き」をうまく伝えられる自信が無いのと、うっかり失礼な言い回しにならないか、大したことない文章になったら申し訳ない、という思いが邪魔をして、書くまでに至らないことがほとんどである。 しかし、おそらく、ファンレターというのは美麗な文章で

お腹は空く、でも心は満たされる

ついこの間まで作家である坂木司さんの印象は、「かの有名な『和菓子のアン』の作者」そして「すごく筆が早い方」という2点だった。お名前とご活躍は知っているが、本を読んだことは無かった。申し訳ない。 しかし、ある1冊の本を読んでからは、上の2つを差し置いて「お菓子に真剣に向き合う気さくな方」というイメージがトップに君臨したのである。 『おやつが好き』文藝春秋、2019年 単行本:1375円(税込) 文庫:737円(税込) エッセイが好き、かつ食べること、特にお菓子が好きという

お散歩がてらのスーパーで脳内大論争

運動のためお散歩を良くするのだが、その際、スーパーを目的地に設定することが多い。 あてどなく……だと面倒になってすぐに帰りたくなったり、逆に歩き過ぎてヒィヒィ言いながら帰宅、その後機能停止という極端なことしかできないため、折り返し地点の存在が重要なのである。 ということで、今回は2番目によく行くスーパーを目指して出発した。お買い得品の偵察もできるので一石二鳥。とは言っても、お散歩の度に買っていては収集がつかなくなるので、当日限りの特売かつ「これは!!」と思ったもののみ、と

コアラの指輪とチョコレートのひみつ

何気なくインスラグラムを眺めていたとき、ビビッとくるガチャガチャが目に飛び込んできた。 しかし、ガチャガチャというのはものすごいペースで新作が登場し、メーカーも大小様々。時期や設置場所が合わなければ現物を見ることは叶わぬ、幻のような存在なのである。以前話題にしたクマゴロンは見つからなかったし……..。 今回もどうせそうなるだろうと全く期待せず、ガチャガチャを見かけると舐め回すようにラインナップを確認していたのだが、ななんと、発見してしまったのである。えらいこっちゃ! そ

めでたしめでたし(?)

ポチポチと頑張って書いていた記事がなんだかピンとこなくなり、ああーーー駄目だ、と諦めた夜(下書き保存はした。念の為……)。 何だか気持ちが落ちたままYou Tubeをぼんやりと見ていたのだが、ふと思いついて、大学時代の会誌を引っ張り出してきた。当時、小規模文芸部に属しており、書いていることは今と大して変わらないのだが(むしろ、今が昔と変わっていないという方が正しい)、もう何年も前なので良い感じで忘れており、面白く読めるのである。 特にお気に入りだった記憶のある号をペラリと