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kaede5557
めでたしめでたし(?)
ポチポチと頑張って書いていた記事がなんだかピンとこなくなり、ああーーー駄目だ、と諦めた夜(下書き保存はした。念の為……)。
何だか気持ちが落ちたままYou Tubeをぼんやりと見ていたのだが、ふと思いついて、大学時代の会誌を引っ張り出してきた。当時、小規模文芸部に属しており、書いていることは今と大して変わらないのだが(むしろ、今が昔と変わっていないという方が正しい)、もう何年も前なので良い感じで忘れており、面白く読めるのである。
特にお気に入りだった記憶のある号をペラリとめくり、A5サイズ約1枚で収まる短文エッセイに目線を落とす……なんか、今よりも面白いな。
今の自分が過去の自分に刺されているという、もう何してんの状態である。前にも同じ状態になっているから、知っていたはずなのにさあ(なおさら何してんの)。
発表が会誌という比較的狭い世界なのもあり、今よりも自由に書けている感じがするというのは以前も思っていたのだが(そしてここでも書いたきがしなくもない)、それと付随して、言葉のチョイスが今よりも豊富というか、なんか弾んでいる感じがするのだ。
SNSだからって言い方や見え方を気にしすぎているのかなあ、このくらい(会誌)でも全然問題無さそうだぞ? あ、もしかして単純に語彙力が低下しただけ……?
更に落ち込んでしまい一度は本を閉じたものの、いやいやと再び開いてみる。今度は後ろから、各話の冒頭をサラッと読んでいった。
〈かぼちゃを買うか否か〉、〈黄色い食べ物が好き説(かぼちゃ他)〉、〈ケーキのホール食いへの憧れ〉、〈あると思ってたのにかぼちゃ使い切ってた〉、〈最近かぼちゃ熱すごいんですけど……〉
いや、かぼちゃ多すぎでは。
驚愕するとともに、思わず吹き出してしまったのだった。
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