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低空飛行の塩ラーメン



私は低空飛行の塩ラーメンらしい。



何が何やら状態だと思うが、これは別々に言われたことを合わせたからである。正しくは、「私は低空飛行な人間、かつ塩ラーメンらしい」だろうか。なんか、逆にとっちらかったな。




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低空飛行のほうは、基本的なテンションの話。自己評価だと、情緒不安定なのでさしずめ乱気流かなという感じだが、どうやらそうとも限らないようで……。




言われたきっかけは、私が大きめの風邪を滅多に引かないと話したとき。そのとき相手に



「それは乃亜ちゃんが低空飛行だからじゃない?」



と返された。高く飛んでいる人は挫折などがあったときにガクッときて体調も崩しやすいが、始めから低空飛行ならそこのダメージは少ない、と。


風邪を引きにくいのは、丈夫に育ててくれた親のおかげと、学生時代から続けている手洗いうがいの習慣によるものだと思うが、風邪云々を抜きにしても普段から「低空飛行」に見えなければこの発言にはならなかったはず。


そのため、「低空飛行」のみが妙に心に引っかかり続けた。


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塩ラーメンに関しては比喩が独特すぎたので、真意を問いただして聞き取ることに成功した。曰く、


函館名物の塩ラーメン。
伝統的(?)な函館塩ラーメンのベースとなるダシってなんだかわかりますか? 実は”豚骨”なんです。
(中略)
乃亜さんの文章、というか人柄?
この前、俺が『コッテリした文章書いてくれ!』って言った時に『絵本の文章(改)』を書いてくれたじゃないですか?

あれがまさに、

一見、透明感のある、さっぱりスープかな? と、思いきや、スープの奥には豚骨特有のコクや旨味もあるんだぜ!!!っっっていう『函館塩ラーメン』的だなと思ったんです

掲載許可はいただきました。


「絵本」というキーワードからお察しの方もいらっしゃるかもしれないが、こちらはねこのうみちひろさんによる例えでした。


完全に理解できている自信は無いが、なんだか嬉しくて心がホカホカした。一見シンプル、でも実は深みが……って良いギャップなのでは??


と言いつつ、数カ月後再び「やっぱり塩ラーメンだね」と言われたときはその意味をすっかり忘れ、「喜んで良いのかわからない」と返してしまった。お前、こないだは喜んでたやんけ!!!!!!




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低空飛行と函館塩ラーメン。全然違うもののようで、意外と共通点があるようにも思えてくる。

漠然としたイメージだが、どちらも表面上は「イケイケドンドン」ではない。派手さが無いというか(誤解無きように言いますが、塩ラーメン自体は好きです)……なんだか、謎掛けをしている気分になってきた。



昨日試した才能適職診断でも、「突出したものが無くて逆にすごい(大意)」という全然褒められた気がしないお言葉をいただいたが、やはりここでも派手さが無いところを見ると、これらの他己評価がどんどん真実味を帯びてくるのを感じるのだった。



ただっ!!(びっくりした) 忘れてはいけない。私は函館塩ラーメン。故に、コクは持っているはずなのである。

それを絶やさず、そして上質なものになるよう、時には店主になって研究を重ねていきたい。





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追伸:note上でも以前、記事やコメントで私について言及してくださった方がいらっしゃって、大変嬉しかったです。改めて、ありがとうございます(_ _) 思い出す度、ニヤニヤしております(?)。





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三谷乃亜
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