
ファンレターを書きました
図書館で借りた本が、ずっと手元に置いておきたくなるくらい面白かった。
この気持ちは伝えないと! という思いが読んでいるうちから膨らむほどで、読了後、満を持してファンレターを書くことにした。
*****
ファンレターは滅多に書かない。
「好き」をうまく伝えられる自信が無いのと、うっかり失礼な言い回しにならないか、大したことない文章になったら申し訳ない、という思いが邪魔をして、書くまでに至らないことがほとんどである。
しかし、おそらく、ファンレターというのは美麗な文章である必要はなくて、心からの「面白かった」だけでも嬉しいもの。
プロでもない私の例で恐縮だが、noteでコメントを頂けるとものすごく嬉しい(返信が遅いのはごめんなさい)。また、大学時代にサークルで出展したイベントの中で、各出展ブースに向けて感想シートを入場者が記入する(任意)というシステムがあったのだが、私のエッセイや詩について書いてくださった方が複数人いたときは感激ものだった。
ファンレターに対してハードルを高く設定してしまいがちだが、自分に置き換えて考えてみたとき、書けばいいじゃない、と思えた。件の作家さんは既に売れっ子なので、私が手紙を出さなくてもたくさん反応を得ているとは思うが……しかし、出版社に対するアピールにもなるそうなので一石二鳥なのかもしれないと思うことにする。
(↑傍線の部分はこちらの記事を読んで知りました。背中を押していただき、ありがとうございます)
*****
しかし、いざ書いてみて、いかに私がパソコンと印鑑に慣れすぎていたかを痛感した。ペンにデリートは無いし、ファンレターに訂正印を使っている場合ではない(修正液もあれだし)。
1枚目は、のっけの挨拶〈はじめまして〉の「て」を書き間違った。いくらなんでも早すぎる。可愛い紙がもったいないと思いつつ、これを下書きにしようと気持ちを切り替えた。推敲を重ねられるのは良いことだから!
下書きを終え、いざ2枚目。念には念をということで鉛筆で下書きをしてからペン入れを開始する。息が詰まるような思いで4行目まで書いて一度離席。戻ってきたときにふと読み返してみると、なんか違和感が……
〈書きたくなってしました次第です〉
3枚目。下書きしても駄目ならもうしない!
綺麗に書いた2枚目を見ながらペンを握る……あえなく2行目で玉砕。
完成するのが先か、紙が無くなるのが先か、という危ういレースになりかけたが、なんとか4枚目で勝利をおさめることができた。もはや勝ったと言えるのかグレーゾーンだが、紙はまだあるので優勝ということにしておきます。無事に届きますように!そしていつか本は買いたいです!
いいなと思ったら応援しよう!
