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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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2022年1月の記事一覧

イモ羊羮だと思ったら

ある日の食卓に、珍しいものが小皿に乗っていた。 テーブル側の電気を点けていない状態で見ると、イモ羊羹そっくり。さつまいも(実)を色した、2口弱サイズくらいの直方体が2切れ、ちょこんと白いお皿にちょこんと鎮座している。 冷静に考えて、イモ羊羹があるとしてもご飯のおかずとして出されたことはない。なので違うことはわかっているのだが、イモ羊羹好きとして「イモ羊羹だ!」と母に言わずにはいられなかった。すると、 「当たらずとも遠からず?」 という予想外の返答が帰ってきたではないか

気づいたら1周年

なんか、本日(1/27)で投稿開始して1周年らしいです。あらま。 年末に振り返り記事を書こうとしたとき、1月末に丸1年になるのか……じゃあ周年記念記事も書いてみようかしらん、と考えてはいた。しかし、今日何気なくnoteを開いたらバッジが出てきてびっくりしたのだった。明日の27日だと思ってたよー……ん? と思ったあなたは大正解。何故か明日が27日だと思っていました。日付認識ガバガバかよ。 夏場に一度noteから離れ、復帰してからより真面目に取り組むようになったという経緯もあ

その澄ました瞳に釘付け

カファレルの話をしたばかりだが、他にも魅力的なパッケージに包まれた美味しいチョコレートは、この時期スーパーにもネットにも溢れている。 そういえば、箱や缶のデザインについて熱弁をふるう私を見て、母は「容器にあまり注目したことが無かった」と言っていた。どんなお菓子か、が最重要とのこと。マジか! と素直に驚いてしまったが、お菓子を買うのだから至極当然なことなのだった。 ということで、容器から入りがち(すなわち面食い……?)な私がパソコンの画面に釘付けになったのはゴンチャロフだっ

頭の中のプレイリスト

頭の中に何かしらの曲が突然鳴り響き、自分の意志とは無関係に延々ループする、という事象は多くの人が共感してくれると思っている。 好きな曲ならまだ良いものの、中毒性が高い店内ソングがチョイスされてしまうと段々「やめてくれええ」という気持ちになる。時には声に出して歌い始め、周囲の人を巻き込むという迷惑極まりない行動に出たり出なかったり……。 「店内ソング」という文字で何かを思い浮かべた方が、今ループに突入してしまっていないか、少し気がかりである。そういうときは以下で出てくる曲で

カイロを捨てる方法

今季もカイロが必需品となって久しいが、未だに使用済みを捨てそびれる事案が発生しすぎている。 外だけでなく職場もそこまで暖かいわけではないため、出勤前に背中ないしはお腹、あるいは両方にカイロを貼り付けて家を出る。約8時間後、無事に帰宅するも、家も肌寒かったりするので、カイロにはもう少し仕事をしてもらう。結局お風呂に入る直前まで付けたままなのだが、優秀なカイロはまだ熱を持ってくれているのだ。 脱衣所に行く途中、あるいはインナーを脱ぐ直前にカイロの存在に気付くのだが、気になるの

「あしたも笑って」

手の乾燥が慢性的になって久しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 物心がつく前から敏感肌なので、顔以外はしばらく放置してしまう癖がある。そんなんだから眠れなくなって皮膚科に駆け込んだりするのよ……首回りは不安になるから気を付けて! そんな乾燥具合を見かねて、かは確かではないが、職場の方からハンドクリームを頂いた。 クナイプの可愛らしいハンドクリーム。ポーチやポケットに入れやすいちょうど良いサイズ感で、マットなチューブの材質や、温かみのある色合いが気に入っている。

ゴリラとチョコの相性

先日の記事をきっかけにバレンタインの記憶を色々と遡った時、「ゴリラのチョコ」を思い出した。 カファレルよりも売っている場所(オンラインショップ含む)は多いイメージがあるし、このワードだけでもピンとくる方は多いかもしれない。ゴリラとチョコという、普通は交わることがなさそうな2つだが、これがまたすごい化学反応を見せてくれるのだ。 チョコで彫刻のような生き物を表現しているブランド、名前はズーロージー(ZOOLOGY)である。 実は、頭の辞書には「ゴリラのチョコ。あとハリネズミ

勇気を出して買ったチョコレート

デパート等で毎年開催されるバレンタイン催事が、今年もそろそろ始まりそう。 ご時世関係なく、人混みが年々苦手になっているので、催事自体に行く機会が減っているが、毎年チラシやポスターを見かけるとワクワクする自分もいる。どうしようかな、と思いつつ、でもSNSでみんな上げてるからいいかな、という謎の理由で満足するのがここ数年のパターンだ。 最後に馳せ参じたバレンタイン催事は、ほぼワンフロアを使ったくらいの大規模なもの。広いはずなのに混雑度もすごいため、チョコというよりも人の動きに

何かとターニングポイントになる「ショートケーキ」

地元には美味しいケーキ屋さんが数多あるが、強い希望が無ければ大体行くお店は決まっている。しかし今回、母から「違うお店にしようか」という珍しい提案があった。 それなら……と考える。どのお店にどういうケーキがあるかなんて、数えるほどしか覚えていない。それなら、食べたいケーキの種類を思い浮かべれば良いだろうか……と思ったとき、お店もケーキもいっぺんに記憶から出てきた。 それは、私が生クリームを克服し、むしろ大好きになるきっかけになったショートケーキである。 シュークリームだな

ガルボの美味しさに今さら気づいた話

コンビニにふらりと入ったとき、ガルボ(galbo)の小袋を買ってみた。 ガルボを、というか、こういう小袋タイプのお菓子を自分用に買うことがあまりない。どういう風の吹き回しかというと、気になる人(※芸能人)が 「ガルボ好き。すっごいガルボ好き」 と言っていたから。我ながら単純すぎる。そして、どこか気恥ずかしさもありつつ、ちょっと楽しくなっている自分がいた。 ***** ガルボは食べたことがないわけではないが、味などの記憶が無いので初めてみたいなものである。思ったよりも

映画の力に圧倒される

私は映画をよく観るタイプではない。「気になる」作品はちらほら出てくるものの、そこから「実際に観る」へ移行するまでがなかなか大変。 それは映画料金、敷居の高さ、尺の長さ、そしてそもそも山あり谷ありのストーリーが苦手(でも気になるのよ……!)など理由は様々あるが、その中で映画館とレンタルに共通する問題から一つ。 それは、「映画を観て抱いた感情が尾を引きすぎる」こと。 本やドラマでもあることだが、私の場合、映画だとより強く残ることが多い気がする。 これがハッピーエンドのお話な

できる手芸の基準:力業が通るか否か

昨日、人形作りたい欲が再びムクムクと湧きあがってきた。 猫の人形はまだ作れていない。紹介しておいてワンピースしか手を付けていないのは心苦しいのだが、現状、良い感じのモヘア生地が近くに無い、という初歩すぎる段階で頓挫している。 やはりネット通販しかないのかしらん。しかし、初めて扱う種類の布だし、安くはないので、本当は自分の目で確かめてから買いたいのだけど……ぬーん。 ということで、以前ちょっとだけ齧った編みぐるみをもう一度やってみることにした。編みぐるみとは、「編み物の技

黒い本屋さん

見つけるとなんとなく入りたくなるお店の第1位は、本屋さんである。昔は特にそうで、旅行が決まったときは前もって2店舗くらい行く予定を立てることもあった。あれこれ本を買いたい! というよりも、本がたくさんある雰囲気、お店によって若干異なる空気感を味わいたいのかもしれない。 書店によってカラーは異なる。置いている本のバリエーションだったり、レイアウトだったり、内装だったり……。本が完全にオブジェになっている手法は好きではないので除外するが、他ではあまり見ない特徴があると、何年経っ

良い意味で「いかつい」

久々にポケモンセンターに行ってきた。 何故かというと、相棒であるムクホークのぬいぐるみが登場しているから。実は昨年の11月には出ていたのだが、なんだかんだで年を跨いでしまった。 ポケモンセンターには様々なぬいぐるみがあるが、中でも大所帯なのは「Pokémon fit」シリーズだろう。 (写真は小さいけど、一応表示されたので貼りました) このシリーズは、赤・緑時代のポケモンを第1弾として、世代順に弾を重ねていっている。新作の第5弾のダイヤモンド・パールまでで総勢540匹