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できる手芸の基準:力業が通るか否か
昨日、人形作りたい欲が再びムクムクと湧きあがってきた。
猫の人形はまだ作れていない。紹介しておいてワンピースしか手を付けていないのは心苦しいのだが、現状、良い感じのモヘア生地が近くに無い、という初歩すぎる段階で頓挫している。
やはりネット通販しかないのかしらん。しかし、初めて扱う種類の布だし、安くはないので、本当は自分の目で確かめてから買いたいのだけど……ぬーん。
ということで、以前ちょっとだけ齧った編みぐるみをもう一度やってみることにした。編みぐるみとは、「編み物の技法を使用して毛糸などで作った人形(Wikipedia)」である。本屋さんで偶然見つけたのだが、表紙の人形が可愛すぎて、これ作りたい……! と一目ぼれしたのがきっかけ。
ちなみに、それまで編みぐるみの経験は皆無。なのに初心者用の本を買わずに人形メインのみでいくいう無謀さを発揮した(力業系ゴリ押し民なので)(何それ)。
一応、編み図の説明は最後のページにあるし、写真付きで作り方を解説してくれている部分もあるが、全体的に中級者以上向けの構成な感じがする。いざ真剣に中身を見て『おやおや?』と思い始めた。
そしていよいよ実践。しかし、一番最初に作る「輪」の部分が全然できない。遂には母にかぎ針を渡し、できたらそれを教えてもらう、という流れになった。このとき、ようやく『これはヤバいぞ』と思い始めた。明らかに遅い。
今まで量産してきたぬいぐるみは、フェルトや端切れ布を裁って根気強く縫えば形になった。ちょっとズレてもギュってやってガッと縫えば何とかなった(だからいつまでも下手の横好きなのだけど……)。
しかし、編み物はどうにもならない。編み数を間違えると収拾がつかなくなり、無理やり直そうとするとボコボコになる。マフラーは直線で同じ編み数の繰り返しだったからできたが、人形は円形で編み数も変化するのだ。それがどれくらい難しいのか、本を買ってから気が付いた。
それでも何とか女の子を完成させ、さらにはクマも作ることができた。あれは本当に奇跡と言って良いだろう。
*****
久々にかぎ針を手にした今、全然できなくなっていた。
輪は30分くらい格闘して再びできるようになったが、何度やっても編み目が多くなってしまう(極太の短い腕が出来たときは、どうしようかと思った)。決定的な部分を勘違いしている気がするが、見当が付かない。人形の本の後に結局入手していた初心者用ブックを見てもわからない。YouTubeを見てもわからない。ニャンニャn……
再び根気強くやるべきなのか、できる手縫いをレベルアップさせるべきなのか。悩ましいところだが、既に靴下ぬいぐるみに興味が湧いていて、移り気な性格に我ながら呆れている今日この頃である。
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