【アイデア発想法】アナロジー?難しくて出来ない!→よろしい、ならば解説だ アナロジーとは似ている探し&ズレ探しだ
似ている探し(アナロジー) の難しさは
2種類の思考法を同時に使っている点にあるはず
急いでいる人は、文末にある質問テンプレートだけ使って!
以前私は、ユングのタイプ論における、タイプ別の思考方法について分析しました
帰納法、アナロジー、演繹法、アブダクション。
4つの思考法の中で、似ている探し(アナロジー)だけは、他とは異質な思考法だと思います。
できる/できないの個人差がかなり大きい…はず!
以下解説
アナロジーのしくみ、三段論法
実例にユングとトッドを使って解説
「ユングのタイプ論」
×
「トッドの家族論」
なぜユングとエマニュエルトッドなのかは、この方の解説記事をどうぞ
結論からいえば、「似ている探し」と「ズレ探し」を交互に行っているから、難しい (タイプ論の直観機能?)
それだけじゃない。アナロジーは、3つの技能の合わせ技になっていて、複雑な思考法になっている (三位一体!)
2つの鬼門が有る思考法だ……たぶん、きっと!
アナロジーの公式 (私は数学苦手です)
アナロジーの公式、というか形式は、三段論法っぽいです。
素材選び、似ている探し、ズレ探し
①分析対象に、AとBを選ぶ (あれとそれは似ているかも)
→素材選び
②AとBの共通点を探す (どこが似ている?)
→似ている探し
③AとBの差異を探す(どこが違うの?)
→ズレ探し
素材選び、似ている探し、ズレ探しを組み合わせて、
閃きがスパァァァーキィィィングッ!
なんじゃね?(経験からの洞察抽出)
最近流行りのインサイトやビジョンの正体はコレだろなぁ…
(アルキメデスのエウレカもコレやな)
タイプ論と家族論に当てはめると?
こうなります。
①素材選び
→「ユングのタイプ論とトッドの家族論を組み合わせたら面白いんじゃねwww」
②似ている探し ※ncoさんQOさんは無意識にやってる=オートマチックな思考?
→(なんか似ているなぁ…4つのタイプに家族の4類型、形式は同じかぁ…)
③ズレ探し ※…無意識にやってるかも?
→(んー、なんかズレてるなぁ…ユングは個人の傾向性を調べてるけど…トッドは家族を調べてるからなぁ…)
→ひらめいた!
→ユングとトッドで対集団の性格分析ができる!
分析するとこうなる…
ただし!ncoさんQOさんは、①②③をほぼ同時に行っている
→あんま考えてない!なのに閃く!
仕組みを理解できたら、
次は道具の使い方を考えてみよう
何と何を比べるのか? 素材選び
魚の目利き、野生の勘、チャンスの嗅覚とか呼ばれてると思う。
個人のセンスが分かれるのは素材選びの段階じゃね?
ちなみに、素材選びのコツは、メカニズム、構造、骨格が似ている素材を選ぶことです
まず悪いアナロジー例をどうぞ
PDCAサイクル。昔の文章のコピペなんやけど、
pdcaサイクルは品質管理法であって工場専門の考え、経営には向かない
なんなら、勉強法、学習法に使うのもダメだったんじゃないでしょうか?
計画倒れの経験ありませんか?
OODAループを高速で回すほうが良さげ!
観察!適応!決定!行動!
(Observe-Orient-Decide-Act)
タイプ論と家族論が良いアナロジー例です
※帰納法、演繹法、アブダクションは素材選びに使う思考法かも?
2種同時の比較思考 似ている探し/ズレ探し
今から説明する、似ている探しとズレ探しは、どちらも比較の思考法。
この2つの思考法の異質さは次の2点にある
① 分析のベクトルが逆方向(同じか、違うか)
② 2つ同時に使用している(知行合一的)
→(どこが似ている?)×(どこが違うの?)
2つの質問のかけ算なのかも。
並列回路的な思考というか…うーん?
頭の中でベン図っぽい考え方してる?
いや、そもそも無意識なんだ。自覚がない。サッカー選手のシャビみたいな感じだ
センスの差はココにもある。
2種同時の比較思考は
無意識にできる人、できない人
で、分かれてる。
でも、意識的であれば、普通の人にもできるはずだ
………たぶん!きっと!お願いします!
まとめ
アナロジーは三位一体の思考法
かけ算的な思考法だ!
素材選び+(似ている探し×ズレ探し)
これが、アナロジーの正体やで!
※タイプ論直観型は、似ている探し×ズレ探し、2種類の思考法を使ってるはず
難しさは2つだ!
1つ目は、メカニズムが似ている素材を2つ選ぶことだ!
2つ目は、2種類の観点から比較し続けるところに有る!(同じなのか、違うのか)
2つの素材と2種類の観点…
あれぇ?4つの難しさなのか!?そりゃムズいわ!無茶言わんといてぇ!
そりゃ、人によってセンスの差があるわ!
そもそも、3つの技能をほぼ同時に使う奴らがおるもん!
たぶんこれ、色即是空とか知行合一に近いんやろな
素材を選んだら即、似ている探し!即、ズレ探し!
→選ぶ、即、似て、即、ズレ!
→選似異(セン!ニ!イ!)
→三位一体!
センスがないと、諦めてそうになっているそこのアナタ!
ご安心ください!
1つ1つ順番にやっていけば、アナロジーはできまぁぁぁす!
それでは最後に、質問テンプレートをどうぞ
「あれとそれは似ているかも?」
「AとBは似ているかも?」
「どこが似ている?」
「どこが違うの?」
大切なことは何度でも言うぞ、心に刻み込め、、、
トンカチは釘を打つためにある
道具は使ってこそ価値がある
気楽に使って☆
編集履歴
20230616 タイトル変更
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