綿岡洋平 Yohei Wataoka

いろいろな分野にチャレンジしていきたいと思います!! 株式会社ワタオカS&C(経営革新等支援機関)取締役、独立行政法人 中小企業基盤整備機構アドバイザー。早稲田大学卒。小さい視点から大きな視点まで、気づいたことを網羅して発信。 お問合せ→yohei@wataoka-sc.com

綿岡洋平 Yohei Wataoka

いろいろな分野にチャレンジしていきたいと思います!! 株式会社ワタオカS&C(経営革新等支援機関)取締役、独立行政法人 中小企業基盤整備機構アドバイザー。早稲田大学卒。小さい視点から大きな視点まで、気づいたことを網羅して発信。 お問合せ→yohei@wataoka-sc.com

最近の記事

教育的価値としてのパーパス経営

40歳も手前になった私。 私はコンサルタント会社の役員であり、経営者としては若手と言われることが多い。(特に地方ではこの傾向が顕著である) しかし、既に世間一般としては、中堅であり、マネジメントをする年齢であることも確かである。そのマネジメントの中には部下や後輩の「教育」もかなり重要であることは言うまでもないだろう。 私は仕事として、外部企業のお客様の若手社員向け研修を実施していることもあり、教育においてはプロフェッショナルであると自負しているし、結果を出していかなければ

    • 僕だけの東京タイムカプセル

      人は「東京は働くところとしては向いていない」と言う。 人は「お金があれば楽しいところ」と言う。 故郷である広島に住んでいる僕はこの言葉を異口同音に聞く。 「そうかもね。」 そう僕は反射で無感情で答える。 僕は18歳の時に広島から大学進学に伴い、上京をした経験を持っている。 東京という場所を知っている。5年間の僕の東京がある。(5年というのは触れないでいただきたいが。) 東京で「人」に触れてきた。 大学の中国語クラスで一緒だった友、サークルで出会った友、塾講師のバイト先

      • 僕は結局写真を撮らなくなった。

        今、僕は写真というものがあまり得意ではないし、好きではない。 学生の頃は、半ば強引に前に出て写っていたような性格であり、旅行へ行った際には人並み(もっとも人並みとは?)には撮っていた。見返すことももちろんある。 だが、いつからか、写真というものに価値を感じなくなってしまった。というか、撮らなくなってしまった。あまりにも写真を撮らないので、「顔が写っている写真を送ってくれ!」と言われても、困った。身分を証明しなきゃならないので、免許証、マイナカードの無味乾燥なものくらいしか

        • 「会社は誰のものか?Ver2.0」

          2000年代前半に「会社は誰のものか?」という議論があったのを覚えていて、大学生ということで時間があったので、何冊か本を読んでいた。 当時はライブドアによるニッポン放送株式取得や村上ファンドなどの存在から、出てきた時代背景があって、資本力、つまりはお金の力で会社を買う、儲けるといったある種の忌避感や政治的駆け引きなどの要素があったと思う。バブル崩壊でお金に対するトラウマもあり、少々共感を得ていたのではないかと推察される。 「いや、株主のものでしょ?」「従業員のものであるん

          付加価値とは、「物語」を紡ぐこと

          最近はChatGPTを使いながら、仕事で活用できることを探している最中です。やはり、体感しないと分からないことがありますね。 生成AIについては、若干過熱気味な風潮がある中で、冷静にメリット、リスク、そしてリテラシーについて、考えていたりします。 さて、時代の風潮と言えば、デフレマインドからインフレマインドに変わってきているということも見逃せない点です。 物価上昇が継続的に続くかは議論がある点だとは思いますが、少なくとも賃上げや雇用の流動化、値上げアレルギー緩和など、デ

          付加価値とは、「物語」を紡ぐこと

          「事例」を使う際に気を付けるべきこと

          この仕事をしていると、様々な事例を目にする機会が多く、また他社(他者)の事例を研究する機会が多くあります。 視察に行ったり、新聞・本を読んだりといった活動ですね。それらを基に、時流を読むこと(マクロ視点)も含めて、日々分析をしながら、「事例をどう活かすか?」を考えてきています。 「事例」は非常に有効であると感じています。「なるほど、うまい!」と思うこともしばしばで刺激を受けつつ、実際に仕事にも活かせることも多くあります。非常に重要な視点ですね。 事例の罠に気をつけよ!た

          「事例」を使う際に気を付けるべきこと

          当社の社名の由来〜コーポレートミッションの体現

          ここ最近は、結構、当社の社名について、お尋ねいただくことが増えてきましたので、社名の由来についてご紹介したいと思います。 当社の「ワタオカS&C」の「S&C」部分ですが、当社が持っている世界観、ミッション、事業内容の本質が隠されています。 「S&C」とは、「S=Solution」と「C=Creation」「S&C」は、これから私たちが考えている世界観やミッション、ご提供している(したい)価値を表すもので、英語の頭文字を表しています。 では具体的にはその英語とは? S=

          当社の社名の由来〜コーポレートミッションの体現

          「手書き」というアナログ・ライフハック。

          唐突ですが、皆さんは紙の手帳やメモ帳って、使っていますか? さらに手書きでサラサラっと何か書く場面ってあったりしますか? 最近、個人的に「手書き」の有効性を実感しているところです。 今まではiPadでApple Pencilを使って、メモを取ったりしていましたが、どうも続きませんでした。もちろん、すぐにPDF化できるなど、利点は山ほどあるわけですけど、どうも物足りなさがありました。 ここ一年ばかりはA5サイズのメモ帳とプロジェクトペーパー(方眼)で自由にアイデアとか気が

          「手書き」というアナログ・ライフハック。

          高付加価値化への道〜「掛け合わせ」のすゝめ

          2023年に入り、早いもので2週間が経ちました。 2022年を振り返ると、ご存知の通り、世界情勢が劇的に変化し、それに伴うエネルギーの高騰、そして、世界的な物価高騰が発生しました。さらにコロナ禍の動向にも左右され、変化が増幅してきたのではないかと考えられます。変数が多く、企業経営や暮らしにも影響が出てきた一年だったのではないでしょうか。 間違いなく、2022年は特筆すべき年になり、それは2023年も継続していくでしょう。 現状のマクロ経済の中で、企業経営にとって、重要だ

          高付加価値化への道〜「掛け合わせ」のすゝめ

          「より安く」の時代のその先に。

          先日、欧州系プライベートバンクの勉強会に参加をしてきました。 著名なマクロ経済のアナリストによる講演で、今後の世界経済についての見通しを数年から数十年単位で分析したものでした。 非常に興味深く聞き、大きな時代の転換点を迎えているとの感触を得ることができました。 特に世界の分断によるグローバリゼーション終焉、物価動向、人口動態からの経済構造分析が面白かったですね。 個人的にとても印象的であったのは、「世界的な人手不足時代突入」という視点でした。 世界中で少子高齢化が進展

          「より安く」の時代のその先に。

          サブスク時代におけるキュレーションの価値と創造性

          唐突ですが、私は非常にカラオケが好きです。気持ちがいいですよね。ワイワイと気持ちよく盛り上がれるのは最高に価値のある時間です。もっとも最近は体力と喉の許容値が低くなってしまい、学生時代のようにはいきませんが・・・。(※コロナ拡大時には行ってはないです) 今までのカラオケの場面で思い出すのは、一緒に行った人の選曲で「知らない曲」を発見する経験があるということ。なんなら、オリジナルを知らないこともあることもあるなぁ。 よくよく考えれば、これは「キュレーション=情報やコンテンツ

          サブスク時代におけるキュレーションの価値と創造性

          命に関わるデジタル格差をバカにするべきではない

          数日前、マイナンバーカード発行に係る手続きに広島の某区役所に行ってきました。その中で、マイナンバーカード発行手続き窓口だけ、異様な雰囲気でした。というのも、「待ち時間1時間!」、ごった返して、ベンチもなく、立って待っている人も。老若男女が揃い踏み。そして、発行インセンティブであるマイナポイントの窓口も長い待ち時間を要するようでした。そして、係員の方々は高齢者の方々に丁寧に根気強く支援をしている様子も見てとれます。 そして、私はスマホの扱いには慣れていると思っているので、細か

          命に関わるデジタル格差をバカにするべきではない

          事業承継M&Aで最も本質かつ必要なもの

          ここ数年、課題解決が必要な分野として「事業承継」というものがあります。中小企業経営者の高齢化や後継者不在などを背景として、廃業に至った場合、今まで培った技術・販路などを失うこと、雇用への影響が大きいこと、さらには地方経済への影響が大きいということが指摘されています。確かにこの指摘に関しては、個人的には納得感を持っています。 ただし、総論においては納得感がある一方で、事業承継M&Aについての理解や方法論に関しては、やや違和感を持つ要素もあることも確かです。 では、その違和感

          事業承継M&Aで最も本質かつ必要なもの

          中小企業こそ、「人的資本」の可視化が必要

          最近、岸田政権による「新しい資本主義」の一環で、人的資本についての言及が増えてきました。内閣官房が「人的資本開示指針」を策定し、公表していますし、上場企業の開示義務化も予定されています。 内閣官房「人的資本可視化指針」(PDF)https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/20220830shiryou1.pdf 世界の投資家も人的資本状況を中心とした「非財務情報」の分析にも力を入れています。投資家もやはり人的資本が企業価値向上の鍵であると十分に

          中小企業こそ、「人的資本」の可視化が必要

          感性が鈍っていることについて

          時事系の記事を色々と書きたいことがありましたが、今日はちょっと止めておこうかなと思います。ビビるくらい、ラフな感じ。 早速、前言撤回のような形になりますが(笑)、先週は例のFRBのパウエル議長のジャクソンホール演説、それに伴う市場動向、各国インフレ状況、国際情勢などの情報を集めていき、自分なりに分析をしてきました。これは今すぐに儲けていこうというようなものではなく、「半分趣味、半分仕事」でして、ある意味では、最高なことをしていました。色々と「こうなるから、こうなるのか!」と

          感性が鈍っていることについて

          「情報ポートフォリオ」のすゝめ

          「大変化と複雑化する世界」の中で・・・昨今は情報がとにかく多すぎるなと感じています。情報を取りに行こうとしたら、365日24時間ずっと可能ですね。キリがないなぁと思うのです。一方で、昨今の状況下で、世界は大きく変わろうとしている、さらに複雑化をしている中で、情報の必要性が高まっているのではないでしょうか。 ウクライナ情勢から約半年が経つ中で、ハイブリット戦争ということで、SNS環境も「戦場」となっているという現状も指摘されています。「認知戦」という言葉も聞くようになりました

          「情報ポートフォリオ」のすゝめ