11/5 「疲れた」朝
目が覚めたとき、「あぁ、疲れた」
と思った。
立ち仕事を4日連続で行ったため、足が疲れている。
でもそれよりも、
心が
疲れている朝だった。
私は今、飲食店でアルバイトをして約5年目になる。
(その間、離れたり、またシフトを増やしたりを繰り返している)
慣れた環境
私の病気のことを理解してくれる同僚
劣等感に苛まれることがない環境というのは
私のような病気を抱える20代後半の女にとって、出会うのが難しい。
(と、感じている)
しかし、ふと心が疲れたときに思う。
私は今、生きている意味を感じているのだろうか?
現時点で望んでいる人生を生きられているのだろうか?
この問いを己に投げかけるとき、大体の答えは
No
だろう。
ムーミンに出てくるリトルミィ
その名言のひとつをご存じだろうか。
「あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。
こう言い返してやりなさい。
あなたには無理ね、でもわたしはできるの、あなたとわたしはちがうから、って。
でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。
でかい口たたくんだから。」
とても好きなセリフだった。
私は、自分の願望のために努力する人が好きだ。
それを叶えられない理由を並べる人間が苦手だ。
しかし、私はこのリトルミィのセリフを昨日目にしたとき、
疲れた
と思った。
ただそれだけだった。
私は、疲れているんだ。
夢を追えないほどに、
夢を見ることすら面倒だと思うほどに。
でも、「今、本当に好きなことをしているか?」
この問いが浮かぶ人間が、本当に夢を見ることを諦めたのだろうか?
そうは思わなかった。
では視点を変えてみると、
私は今までのやり方で夢を追うことに疲れているのかもしれない
と思った。
発達障害の私が
パニック症の私が
鬱を患った私が
果たして、今まで自分が目にしてきた人間たちを参考にしたやり方で夢を追うことができるのだろうか。
この、健常者が作った世界で、
彼らと同じやり方で???
私はもうポジティブに諦めている。
「普通であること」を諦めている。
そんな私にぴったりな方法があるはずだ。
視点を変えると、目に映る世界は変わっていく。
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