ボトルメッセージ日記:うっかり『釣りバカ日誌』を面白く観てしまう。
10月25日(金)漫画原作の脚本家は第1話が手慣らしでスカスカ傾向
鼻炎薬の服用を1日3回(忘れたらそれは症状が改善されたということで)の抗ヒスタミン剤のみにしたら、感覚つまり自意識の鎮静効果も消えた。朝の時点で「うわ、今日は自我が暴れ出しそうな」と、不穏というか神経が過敏になった気配を感じて、我ながら面倒くさいなあと。
目の前の仕事とか家事とか、決まったことを決まったルーティンできっちりとこなす。それ「だけ」に喜びを感じるなら、そういう日常を設計すればいいだけだが、意外と定義しづらいコンフォートゾーンの人だったりするので、あんまり先のことは考えないようにしている。
万事適当。
だがその上で、几帳面に一つ事をコツコツと積みあげることに喜びを感じたりもするので、いい感じにいいところ取りをしたい。
9時5時のワークリズムをと昨日つぶやいてみたものの、全然ダメでした。ゆっくりと手慣らしに1日かけて、作業量が上がってきたのは夜8時以降。結局、1日の起きてる時間のほぼすべてを作業場で過ごすことで自分のゴールデンタイム(多くても1日4時間)を上手いことキャッチする。昔ながらのこのやり方以外、これといった黄金のルールは見つからない。まあ、一般にだいぶ浸透してきたポモドーロ・テクニックだって、一日四時間を抽出する手法の劣化版みたいなものだし。←あくまで私感。
食事の記録
朝食:ハムが切れたのでただの目玉焼きとトースト。珈琲。
間食:フロストシリアル&ヨーグルト、オニオンリングのスナック
昼食:ドラッグストアの惣菜(ミニ助六寿司)
おやつ:マリーのビスケット2枚
夜食:蕎麦に大根おろしをたっぷり。珈琲。
仕事:
ゆっくりだけど3ページ強。
今週の火曜日を溶かしてしまったぶんの埋め合わせが追いついた。内容的には、悪くはないものの、ブラッシュアップの作業をどこにどう入れるか。そろそろシャチョーや併走担当氏に進捗を連絡しなくては。
視聴:
『若草物語』筒井真理子が演ずる脚本家(恋愛ドラマの大御所。オールコット若草だとジョゼフィーヌおばさまのキャラかな)が登場したとたん、話にハズミがついてきた。涼(堀田真由)が黒崎(生瀬勝久)と揉めるところとか、家族や友人がイマジナリーで馬鹿にしてくるところとか、ヘタなラブシーン並みに、観ていて気恥ずかしくなり身を縮めたくなったので、そこらへんはきちんと自分の嗜好を見晴らして感想メモしておくほうがよいかもしれないのだが。次女視点だと末っ子のエイミーが苦手とか長女キャラも鬱陶しいとか、そのへんの「苦手」も腑に落ちる人物造形として翻案されている。でも、そこから先はどうだろう。苦手系のドラマと思ってしまう初感はまだ色濃いまま。
『無能の鷹』第3話 おむすびと同じ脚本家、漫画原作の脚本化が得意なら無理にオリジナルやらなくても、と思うが、需要と供給の問題か。つまりはテレビ局や制作チームの都合……いまどきだとコミック出版の大手はドラマ化されるときのきめ細やかな併走者の視点を持つ担当がいれば大きく実績(爪痕)を残せそうな。アニメのプロデューサーだとそういう仕事の比重が大きそう。でも、そこまでお金を(給料)かける余裕はどこの出版企業にもないだろうな。逆にアクが強い個人が蔓延る結果も見えてしまう。(かなりイヤ)
『マイダイアリー』第1話 瑞々しい青春群像系。
『わたしの宝物』第2話 確かにドロドロの気配。アフリカのテロ……
『コタキ兄弟と四苦八苦』『潜入兄弟』『D&D』
10月26日(土)思ったより体力が落ちている……
配信サービスでの西田敏行の追悼特集で、なぜか『釣りバカ日誌』(第1作、1988年)を視聴。しかも、たいへん楽しく見てしまった。冒頭の高松の漁港町のロケシーンとても面白く、ハマちゃんが東京に転勤してからの通勤で潮風が感じられるのも地域の空気感。時代も昭和から平成へと変わる直前の、あの頃……。
『極悪女王』で1980年代の空気を味わった流れで、つい、釣りバカ日誌に走りたくなったんだろうなあ、自分。西田敏行演じるハマちゃんが、釣りバカならではの「仕事するのは釣りを楽しむため」の優先順位で、なのに毎朝しあわせそうに会社へと走って行く場面。そして石田えり(妻みち子)が、かわいい!! あの頃の青年誌のヒット漫画は、飄々としている主人公のおっさんの妻が、あんなふうに色っぽくて、素直で一途な、ちょっと抜けたタイプの美女だっていうのも定番だった。
ストーリーも単純で、多少インテリ気取りやパワハラっぽい上司が出てくるものの、主人公の楽観主義に巻き込まれて、コンピュータの入力ミスで転勤とか、たまたま知り合って釣りの弟子にした相手が会社の社長だったけど、そのことになかなか気づかないとか、物語も単純。思いこみが激しいタイプのおっさんずは出てくるけど、悪役はいない。楽観的な世界観。西田敏行が最初にハマちゃんを演じたときの年齢41歳。
この松竹の映画シリーズがヒットしたのもわかるわ。ああいう、何も考えずに楽しめる男性向けの映画の需要が時代、つまりリアルタイムであの映画を観に行く世代層にうまくハマったんだろう。作りも丁寧。釣りの場面も、原作に比べるとたぶん「最初はゆるめ」に撮っているかもしれないけど、釣りの見せ場はポテンシャルが高そう。
『ライオンの隠れ家』第3話
『放課後カルテ』第3話。松下洸平の主人公は良い。が、主人公に敵意(?)を抱く女性教師のキャラ演出がどうも苦手。リーガルもので同僚ライバルとかでよくある「思いこみ強い正義漢」の、ステレオタイプ。誰が演じても同じな汎用性が高いから、演出の指示も同じになりがちなんだろうか。まあ、リアル社会の閉塞感を感じさせる手法としてありがちなのかもしれない。
『宙わたる教室』第3話。題材が放課後カルテと少しかぶる。今のところ、推すならこっち……かな。原作へのリスペクト度合いもあるかも。
仕事:
どうしてもエンジンのかかりが悪い。
ヘタに熱くなるとガス欠になるリスクを心身が察しているのか。
いちおう最低限のノルマ量はクリア。
健康メモ:
鼻炎が酷くなるのは温度差のせい。息苦しくなったときだけ抗ヒスタミンを服用。それで1日1回になることも。埋め合わせに点鼻薬を活用。
ドラマなどの視聴メモ:
何を観て栄養(刺激)とするか。
バランスとしては、選りすぐりの良質のエンタメを満喫して余生を過ごしたい。雑食性の生まれとしてはジャンクなものも必要だけどね。