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【七十二候】季節と言葉たち〜芹乃栄(せりすなわちさかう)
かつて暦として使われていた一年を五日ごと七十二に分ける七十二候。その名称は気候の変化や動植物の様子が短い文で表されています。
美しい言葉なので日本語を深く学ぶため、それをテーマに、名文や創作したエッセイを綴っています。
第六十七候 「芹乃栄 (せりすなわちさかう)」
(1/5~1/9頃)とは
「芹乃栄 (せりすなわちさかう)」とは芹が勢いよく育っていく様子のこと。
厳しい寒さの中でも力強く成長する芹の姿は、生命の力強さを象徴でもあります。そんな芹が勢いよく生えることは、まだまだ寒さの強い小寒において、それでも春の訪れを予感させる時期となったということです。
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テーマ「芹乃栄 (せりすなわちさかう」
ちょっと時期が過ぎてしまいましたが。
それにしても札幌はずっと暖かで、雪が解けてアスファルトが出ています。真冬にこのような状態になるのは少し珍しいかな。こんな風になった年は、たいてい後半にドカ雪が降るため、ははーん、さては、ひと冬の間に降らせる雪の量が決まっており、ノルマを達成するために慌てて一気に降らせたな、などと思っております(誰が?笑)
芹ですが。
実は七草がゆをたべる習慣がなかったので、芹そのものをちゃんと見ているか不安です。
セリ科の野菜は好きですが。
芹に対する知識がないので、セリ科の野菜を挙げてみましょう(笑)
人参、三つ葉、明日葉、セロリ、パセリなど。
セリそのものを知らなくても、イメージは尽きますよね。
セロリ(涙)
あ、ちょっと悲しみにふけるところでした(30年来のスマオタなんで)
よし、私も頑張ってみるよ、やれるだけ。
ううう。山崎まさよし!
まあ、前日の健康診断で血を抜きすぎて貧血になり昨日は会社を休みましたが。スマオタなので、悲しくて休んだと誤解されているかもしれぬ(それもある)
芹の話である。
ネタが思い浮かばないので、そんな時は和歌のお勉強を兼ねて、ネットで検索。
せりなずなごぎょうはこべらほとけのざ すずなすずしろこれぞななくさ
ほお。そう言えば聞いたことありますな。
この歌が載っていたサイトに芹についての説明がありました。
「芹」と書きます。
1か所から競り合って生えていることからこの名が付いたと言われています。芹は田んぼや湿地、空き地にもよく生えています。
地下茎が地面を覆うように生え、多年草で繁殖力も強いので厄介な雑草として持て余されていることも。
冬でも枯れなかったので、昔は重宝していたのかもしれません。
春の七草に選ばれるくらいだから、生命力があるのですね。芹ってスーパーで見たことがないけれど(探したことがそもそもなかった!)
人参のヘタを切って、それを水に浸しておくと、にょろにょろって草が生えてくるんですよ。それを切り取って飾りに使ったり、シチューにいれて食べたりするのですが(何かの本で栄養あるって見た)
あれも芹の一種なのかな(色々間違っている気がする)
芹の和歌を探すうち(見つけられなかった)
私の大好きな聖徳太子の芹にまつわるお話を見つけました。
聖徳太子が、推古天皇のもとへ向かうため、膳夫(かしわで)の地を通っていました。
※膳夫とはいまの奈良県橿原市
町の人々は、聖徳太子が通り過ぎるのを、じっと伏して待っています。ところが…
たった一人、若い娘がこちらに背を向けて、川辺で仕事を続けているのでした。それを不審に思った太子は、娘に問いかけます。
何をしているのですか
えっ?あっ!
娘は太子の存在に初めて気付いたようでした。そして太子の問いに、病気の母のためにセリを摘んでいるのだと言います
娘の清らかで美しい容姿、そして母をいたわる優しい心、太子は一目で娘を好きになり、妃(きさき)として娶(めと)ることを決めたのでした。
娘の名前は菩岐岐美郎女(ほききみのいらのつめ) 別名 芹摘姫(せりつみひめ)とも呼ばれています。聖徳太子の4人の妃の中で、もっとも貧しい身分の出身です。しかし太子からいちばんの寵愛(ちょうあい)を受け、子供もいちばん多かったと言います。
今日も新しい知識が増えてとっても嬉しい(*^_^*)
【七十二候の説明】
「二十四節気」は、立春や夏至などを含む、半月(15日)毎の季節の変化を示すもの。
古代中国で暦として発達してきました。
これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。
こちらも古代中国で作られましたが、二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は日本での気候風土に合うように改定されました。