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【夜明けのすべて】生きるって優しい。
【495日目】
久しぶりの映画感想文。
ネタバレは含まれていません。
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。
瀬尾まいこさんの同名作が原作。
映画になったものを観るのは「天国はまだ遠く」「そしてバトンは渡された」に続く3作目。
瀬尾まいこさんの小説は
どれも映像化されるのが目にうかびます。
優しい雰囲気がずっと流れてて。
「そしてバトンは渡された」に至っては、
わたしより隣で観ていた娘が号泣し
鼻をかんでいました。
そっとティッシュの箱を渡しました。
この作品も、生きにくい「何か」を
抱えた人に届いてほしい。
松村北斗さんがパニック障害を抱える山添さんを、上白石萌音さんがPMSを抱える藤沢さんを演じています。
ふたりの症状が出たときの感情の表現の
しかたが見事でした。
ふたりがそれぞれ相手の持つ課題を
知り、
相手のために何が出来るか考え、行動する。
不器用な優しさをぶつけあうふたりが
愛おしくなります。
傷ついた人は傷ついた分だけ優しくて。
その優しさを相手にむけることができます。
プラネタリウムの解説を読む
上白石さんの声と表情が必見です。
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
本日の推しnote
ちよこさんは憧れのママライターさん。
現在、毎日noteに挑戦されています。
Xのポストでもその世界の裏側を教えていただいてます。
いつか仕事を作るライターに。その世界に早く足を踏み入れてみたいです。