【決意表明】守るために攻め続ける
もやもやもやもやしていました、ずっと。
自分が本当に創りたいものはなんなのか。
4月23日に一人芝居の公演をやる決意してから、ずっと考えてきました。
なんかパッとしないなあって
浮かんでは捨て、浮かんでは捨てを繰り返して、
やっと今日ひとつ、しっくりくる言葉を見つけました。
「守るために攻め続ける」
ニュアンス的には「犠牲を払う」的な感覚を持たれそうですが、
決してそういう意味ではありません。
もう少し言葉を補っていくと
「僕の周りの人や演劇を守るために僕は攻め続ける」
これらを守るための手段として、
自分で動いて(攻めて)開拓していくということです。
攻めの手段が、4月23日に神戸で行う一人芝居であり、
その先にある劇団立ち上げとその活動です。
まず、小劇場演劇を守りたい。
守るには、小劇場演劇をおもしろいと思ってもらい、
小劇場演劇に興味を持ってもらう必要があります。
小劇場演劇のかつての盛り上がりを取り戻したいのです。
(僕は生まれてなかったので知りませんが)
そのためには、(小劇場)演劇のおもしろさを伝えられたら良いのです。おもしろいと思ってもらえるような芝居を創れば良いのです。そしてそれが小劇場ならではのおもしろさであればよりよいはずです。
そうやって、演劇にほとんど触れたことがない人に楽しんでもらえるものを創りたいです。
至極当たり前の超絶シンプルなことを淡々と懸命に書き連ねております。そんなのみんな思ってるしやってるよと言われそうですが、迷走しまくってこんな単純な答えにすら辿り着くことができていませんでした。
ゆっくり考える日にしてよかったです。
おかげさまでもう一つ大事にしたいことが言語化できました。
もうひとつの守りたいもの。
自分の周りにいる人の心。
小劇場演劇を通じて、自分と関わってくれた人の心を守りたいのです。
そのためには、感動?同調?救い?笑い?承認?
いろいろ考えて、考えて、考えました。
いっぱい迷子になりました。
悩んだ結果、見えてきた答えはこれまたシンプルでした。
「心を守れるのは自分自身だけだ」
たしかに痛み止めを飲ませてあげたり、絆創膏を貼ってあげたり、塗り薬を塗ってあげることは努力次第でできるかもしれません。
だけど、それ全部、現職の学校現場でやってみたけど、どれも根本的な解決にはならなかったんです。
そう思ったら僕が観てくださった方々に持って帰ってもらいたいのは、痛み止めでも絆創膏でも塗り薬でもないんだなって気づきました。
僕が持って帰ってもらいたいのは「行動」でした。
現実の世界に戻った瞬間にやりたくなるような「小さな行動」
家に帰ったらやりたくなるような「小さな行動」
小さな劇場を出て空を見上げたり、
久しぶりに友人に連絡を取ってみたり、
劇場から駅までを遠回りして帰ったり、
帰りに普段買わない物を買って帰ったり、
行き道は見向きもしなかった店に入ったり、
そういう、小さいけど、確実に何かを変えるきっかけになるような「行動」を持って帰ってもらうこと。それが僕が、演劇を通してやりたいことです。
4月23日(土)
兵庫県神戸市「イカロスの森」にて、
これらの断片をお披露目します。
そして、それを皮切りに劇団を立ち上げ、
「守る」対象を広げ、守るために攻め続けます。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
あなたにとって、私にとって、 今日という一日が、かけがえのない明るく輝く一日でありますように。
2022.1.8 共鳴|僕の生き方の話