#374 誰でもできる地域貢献!一石五鳥のゴミ拾い
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
今日は、先日スタエフで話したテーマを深掘りします。
最近、子どもがゴミ拾いにハマっています。
きっかけは、先日下北沢で参加したgreen birdさんが運営しているゴミ拾いボランティアです。
こちらの記事でもまとめたのですが、green birdさんのゴミ拾いボランティアでは、当日に体一つで行くだけで、ゴミ拾い用のトングや袋、ゼッケンなどは全て貸してくれて、初めて会う人たちとまち歩きをしながらゴミ拾いができます。ゴミ拾いそのものも、収拾欲が上手く掻き立てられて楽しいだけでなく、普段はあまり降りない駅で降りるので、知らない駅付近を開拓するきっかけになっていいなと思っていました。
3歳の子どもを連れて参加したのですが、子どもも私と同じようにゴミ拾いにハマってしまい、事あるごとに「またゴミ拾いしようね」と言います。
先週末は、はじめは2人でゲームセンターに行って、コインゲームで遊び、コインがなくなった後に「公園でカエルさんを探したい」と言うので、近所の公園に行って、2人でカエルを探していました。
すると、公園にお菓子を包むビニールのゴミが落ちており、「ゴミを見つけた!」と言い出すのですが、いかんせんゴミを入れる袋がないので、拾うこともできずモヤモヤ。
しかし、1回ゴミを見つけてしまうと、私の中の「ゴミアンテナ」が立ってしまい、別のゴミが自然と目に付くようになってしまいました。
ゴミがあると分かっているのに何もできない自分には、すごくモヤモヤします。
昨日、ネガティブ・ケイパビリティの重要性の記事を書いたばかりですが、早速私の中のポジティブ・ケイパビリティ(=問題を早期に見つけて解決したい気持ち)が働きまくって、我慢ができなくなってきました。笑
まぁゴミ拾いにおいては、ポジティブ・ケイパビリティをフル発揮でいいだろうと考え、「パパと一緒にゴミ拾う?」と聞いたら、3歳の子どもも「うん!」と乗り気だったので、急遽近所のホームセンターに向かい、ゴミ拾い用のトングとゴミ袋を購入。
こうして、日曜の昼下がりに親子2人での近所のゴミ拾いが始まったのでした。
今日は、そんなゴミ拾いの効用5つについて、まとめていきます。
1. 休みの日の子どもと遊ぶイベントになる
まず、毎週末必ずやってくる悩みが、子どもたちをどこに遊びに連れていこうか?という話です。
うちは車を買っていないので、電車に乗ってららぽーとのような商業施設に行く、近所の公園に行く、バスで近所の大きめの駅に行く、レンタカーで遠出をする、自転車でランチだけ食べに行く、FC東京の試合を見に行く・・・など、いくつか手元にある選択肢から、その日の気分に応じて決定します。
3歳と1歳の子どもたちと家にずっといると気が滅入ってくるし、子どもたちもストレスで暴れまくるので、とにかく外に行こうとしますが、ゴミ拾いというかなり手頃な選択肢が追加されました。
手頃さで言えば、近所の畑を契約している市民農園もその一つで、春〜夏にかけての収穫は一旦終えて、今は大根や白菜、ニンニク、レタスなどを育てています。
うちの子どもは、本当はたくさん歩けるのに、私と一緒にいると「抱っこ!」と言って歩くのをサボるのですが、ゴミ拾いであればテクテク歩いてくれます。
green birdのようなゴミ拾いボランティア参加は、あらかじめ事前予約が必要ですが、当然ながら自主的にゴミを拾うだけなので、思い立ったが吉日で、すぐに始めることができるのです。
例えば先週末で言えば、ゴミ拾いを始める前にはゲームセンターにいましたが、私も熱中してしまい、2,000円で購入したコインを使い切ってしまいました。その後購入したトングは2人で1,000円もいかないし、再利用できます。
こんなにコスパが良く、健全な遊びはないと感じています。
2. 家の近くが綺麗になる
これも当たり前ですが、ゴミを拾えば近所が綺麗になります。green birdでは、必ずしも自分が住んでいる地域のゴミを拾うわけではありませんが、自分が住んでいる場所が直接的を綺麗にできるのは、実は近所のゴミ拾いです。
先日も、子どもが通う保育園や、よく行く公園、最寄駅の周りを1時間程度歩いて回ってゴミを拾いましたが、1袋分のゴミが集まりました。それまで通勤時などに何となく気になっていたタバコの吸い殻や空き缶なども当然拾うので、当たり前ですがゴミがなくなり綺麗になります。
「地域のために何かがしたい!」と考えている人は、まずゴミ拾いから始めることをオススメします。難しいことを考える必要はなくて、今すぐにできる地域貢献だからです。
ももクロの「走れ!」という曲で「今はまだ勇気が足りない〜少しのきっかけが足りない」という歌詞があります。ゴミ拾いに勇気はあまり要らなそうですが、単純にきっかけがないからやっていない、という方も多いのではないでしょうか。私も数週間前までそうでした。
しかし、一度やってみると、トングが家にあるというだけのきっかけでいつでも始められる超簡単な地域貢献ということが分かりました。
3. 大人も子どもも楽しめる
ゴミ拾いは、大人も子どもと一緒になって夢中になれるというのが最高です。ゴミをトングで拾うのは、案外楽しいものです。
公園の遊具だと、子どもは楽しめる一方で、私の場合はやはり「子どもに付き合ってる感」がどうしても拭えません。
ゴミ拾いは、「袋いっぱいになるまで拾ってやろう」と大人も気付いたら夢中になっていますし、悪いことをしている訳ではないので、当然ポジティブな気持ちにもなれます。
私一人でゴミを拾っててもおそらく誰からも話しかけられませんが、子どもが一緒なので「お疲れさまです、ありがとう」と声をかけてもらえることも多いです。
4. 運動になる
1時間近く近所を歩く機会を無理やり作れるので、運動にもなります。
夏とかであれば、早朝から子どもと散歩するだけでもセロトニンが活性化し、副交感神経から交換神経に上手く切り替わるので、メンタル面でも効果抜群です。
また、子どもにとってもなかなかの運動なので、終わったころにはかなり疲れています。前回も、ゴミ拾いを終えてご褒美のリンゴジュースを飲んだら、そのまま昼寝に入ってしまいました。
運動習慣がない方も、よい運動のきっかけになるはずです。
5. 新たな発見がある
落ちているゴミの傾向を知るのは、なかなか面白いです。圧倒的に多いのはやはりタバコの吸い殻。
3歳の子どもが大人が捨てた吸い殻を拾っている姿を見るというのは、罪悪感半端ないです。私も普段からタバコは吸わないしポイ捨てもしませんが、絶対捨てちゃダメだな、という気持ちになります。
また、飲み残した飲み物がそのまま置かれていたり、マスクのゴミも多いです。一旦中身を流してゴミの仕分けをしたり、ペットボトルの場合、カバーを外す手間がかかるので、これを他人にやらせるのはなかなかの横暴だなと感じます。
こうやって拾う側の立場になると、絶対に自分は捨てない、という気持ちになります。
子どももゴミ拾いを通じて、ゴミを拾う側の手間を何となくでも感じ取ってくれているといいなと思います。
以上、一石五鳥のゴミ拾いの話でした。
いいゴミ拾いボランティアがないことを理由になかなかチャレンジできてませんでしたが、イベントがなくても自分で勝手にやればいい、という当たり前のことに気付くのが遅すぎました。
これからも、子どもとの遊びイベントの一環として、楽しみながら続けていこうと思います。