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モネの展示を見て気付いたことと、8ハウスに繋がる話
上野でモネの展示を観てきた
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本当は田中一村の展示を見るつもりがw
上野に着いたら会期が終わっていたことに気付き
元々 どちらに行くか迷っていて
「キュン度」は田中一村なのでそちらに決めたのたけど
「行く必要があるのはモネ」のメッセージは来てたので
「やっぱこっちかーーーw」
と、急遽 東京都美術館への道を引き返し
国立西洋美術館へ
(3号室は写真OKだったので、載せているのはそこの写真です)
まずね
今回は有名で「いつもの」の
稲藁や人物の絵が全然来てない
それがいい!
1番ゾクッとしたのは「霧」の連作
(確か)ロンドンの橋の上を
蒸気機関車が走っているシリーズなのだけど
これがねえ
ほんとどうしてその景色に見えるのか
自分でも不思議なくらい
すべてが省略されている
なのに
分かる、し 伝わる
これは凄い技術だなあと思って
で
これってたぶん
「私のやりたいことの、ひとつの到達点」かもしれないなあ…と気付いてね
ちょっと(精神的に)もんどり打っておりました…
な ぜ な ら!!!
私がキュンとくるのは
田中一村の方なのよ!!w
精緻で緻密で美しく整えられて描かれているものが
大好物だし垂涎ものだし激しくときめくの!!!
だから…
そういう絵を描きたくなるのだけど
たぶんというか絶対
こっちじゃない
のに 抵抗をしているのことを
「もうええ加減にせえよ」的な
気付きがきたな…と思ってね
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まあ
ほんとさ
今回もモネみてて思うのが
「え?! こんな下書きみたいな荒さで ほんといいの?!」
って思うの
正直
小学生のころ見たとき、
マジで色は良いんだけど
「もっとちゃんと描けばいいのに」と思ったし
「説明不足だな」と感じた
それは
彼の描くものが示唆している景色を
当時の私はほとんど知らなかったから
「彼の描く景色」の映像が脳内に全く結ばなくて
「なんやねんこの絵の具の塊」としか思えなかった
だから今回も
「薔薇の咲き誇る庭」的な絵は
正直 像を上手く結ばなかった
赤くうねった絵の具は
むしろおどろおどろしく感じた
けれど
真っ赤な薔薇が埋め尽くすように咲いている景色を
体感をもって 感情を伴って見たことのある人は
彼の感動にシンクロできるのだと思う
そう
その「知ってないと共感できない疎外感」
みたいなのが彼の絵にはあるように思う
それが酷く不親切で
不十分に感じていた
それと同じ「疎外感」を
俳句にもずっと感じてきた
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