【疲労回復・精神の安定・乾燥対策】鶏肉と味噌に共通する3つの効能を1度で食べられる「味噌風味の串なし焼き鶏」
保存する時の味付けに迷ったら、とりあえず味噌漬けにする。
マイールールの1つ。
塩や醤油に比べて効能が多く、
素材を柔らかくするパワーもある。
さて、今日は何を食べよう。
冷蔵庫を開く。賞味期限の関係で早く食べた方がいいものを、
1度、冷蔵庫から出す。
鶏肉を味噌漬けにしておいたものを発見。
今日は、これを魚焼き器で焼こう。
あとは、敢えて残しておいた味噌汁の残りに、
具を沢山いれよう。
作り方
鶏むね肉を一口大に切り、味噌と和え、冷蔵庫で保存。
味噌漬けの鶏むね肉を魚焼き器で焼く。
片面が焼けたら、裏返して焼く
お皿に並べて、黒胡椒や七味唐辛子などかけて風味をプラス。
薬膳視点から見た鶏むねと味噌は、共通する効能が3つ。
鶏むね肉の薬膳視点から見た効能
補気(ほき)作用
鶏肉全般、特に鶏むね肉は「気」を補う作用があり、体のエネルギーを増強し、疲れやすい体質の人に適しています。
特に「気虚(ききょ)」と呼ばれる、エネルギー不足による倦怠感、息切れ、元気が出ないといった症状の改善に役立ちます。
脾・胃の強化
鶏むね肉は、脾胃(ひい)と呼ばれる消化器系の働きを助けるとされています。消化機能が弱い人や、胃腸が冷えやすい人に向いています。
食欲不振や消化不良、胃の冷えを改善し、食べ物の吸収力を高めます。
滋陰(じいん)作用
鶏むね肉には、体の陰(体液や血液)を養う効果があり、乾燥からくる体の不調、特に肌や喉の乾きに効果的です。
特に秋や冬の乾燥する季節には、潤いを補う食材として役立ちます。
低脂肪で消化が良い
鶏むね肉は低脂肪でタンパク質が豊富なため、消化しやすく、胃にもたれにくい特徴があります。
ダイエット中や体調が悪い時でも安心して食べられる食材です。
精神安定(安心神)
鶏むね肉は「心」を安定させる効果があるとされ、精神的な不安や緊張を和らげます。リラックスしたい時や、不安定な気持ちを落ち着かせたい時に良いとされています。
血行促進
鶏肉は血を巡らせる作用があり、冷えやすい体質の改善に有効です。特に鶏むね肉は温性のため、寒さに弱い人や、冬場に体を温めたい時に適しています。
味噌の薬膳視点からの効能
補気(ほき)作用
味噌は「気」を補う作用があり、疲れを癒し、体のエネルギーを増強する効果があります。特に気が不足して元気が出ないと感じるときや、日常的に疲れを感じやすい人に適しています。
健脾(けんぴ)作用
味噌は脾(消化器系)の働きを助け、胃腸を健やかに保つのに役立ちます。食欲がないときや、消化不良、胃もたれがある場合に助けになります。
味噌に含まれる発酵成分が腸内環境を整え、便通を良くする作用もあるため、胃腸の働きを助けたいときにぴったりです。
血行促進と冷え改善
味噌は「温性」に分類され、体を温めて血行を促進する効果があります。冷えやすい人や寒い季節に取り入れることで、体を内側から温め、冷え性の改善をサポートします。
特に味噌汁として摂ると、体全体を効率よく温め、冷えからくる体調不良を防ぎます。
デトックス効果
味噌には解毒作用があるとされ、体内の毒素や余分なものを排出する効果が期待できます。現代の薬膳では、このデトックス効果を「利水(りすい)」とも呼び、体に余分な水分が溜まりやすい「水滞(すいたい)」の改善にも役立つと考えられています。
心を安定させる効果
味噌には精神安定効果もあるとされ、心身のバランスを整え、ストレスを軽減します。味噌に含まれるアミノ酸やビタミンB群が、脳の働きを助けて気分を安定させるため、忙しい現代社会でのリラックス食材としても優れています。
陰を養い、乾燥から守る
味噌は「潤いを保つ」性質もあり、特に肌や喉の乾燥に悩むときに役立ちます。秋や冬の乾燥する季節には、潤いを補い、肌や呼吸器の乾燥を和らげる効果があります。
【疲労回復・精神の安定・乾燥対策】鶏肉と味噌に共通する3つの効能
天気も変化しやすく、寒さに向かっていく今、どれも得たい効能です。
価格も安く、味噌に漬けるだけの簡単さ。
串に刺さなくても、グリルなどで、焼くだけ。おススメしたい1品です。