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[摂食障害]白黒思考と完璧主義
高2の時、糖尿病で太っている父に似てきた自分を変えたいという理由で始めたダイエット。
早速1ヶ月で1.5キロ減に成功し、達成感を感じたことをきっかけにダイエットにハマっていくようになります。
自信喪失と完璧主義
高2になると、いよいよ勉強についていけなくなり特に数学は赤点が多く、追試を受けるようになりました。
さらに体育の授業も私にとっては生き地獄。今もそうですが体力が全くなく、走ることも球技もダンスも水泳も全て無能。
体育のある日は休みたいと思っていましたが、私のポリシーは3年間無遅刻無欠席。そのため、どんなに嫌でも登校していました。
勉強やスポーツが苦手だけど、1度でもそれを理由に休んだらもう学校に行かなくなってしまうと思っていたのです。
※このような白黒思考は現在も残っていて、どんなに仕事に行きたくなくても休まず出勤し、我慢に我慢を重ねてある時パーンと我慢の水が溜まったコップの水が溢れると辞める、という愚行を繰り返していました。(>_<)
そのため学校に通うことはとてつもなく苦行で、始業から終わりのチャイムがなるまでただひたすら「学校に行った」という実績を積むことだけを考えていました。
休まなかったのは、母親に自分の無能さを知られたくないという理由もありました。
私は部活もすぐに辞めてしまったので(英語部でしたが、全然ついてけなくて2回も行かずに辞めた気がする)学校が終わるとすぐに帰宅していました。
専業主婦の母はいつも家にいるので、毎日早く帰ってくる冷麺に「あんた友達いないの?たまには友達とどこか寄るとかさぁ」と言ってくることがありました。
学校帰りに一緒に遊ぶような友達はいなかったのですが、それを知られるのがとても恥ずかしく惨めだと感じたのを覚えています。
そのため、それからは週3くらい本屋や図書館で時間を潰して「誰かと過ごしてる」風を装い、母を安心させるための行動をしていました。
それなのに、学校に行けなくなったらますます母に悪く思われるかもしれない。自分で自分がダメだと分かっているのに、母にまで否定されたらどうなってしまうのだろう。
そう思ったら辛くて、それだけは絶対ダメだ!と決意し、マイルールとして無遅刻無欠席を誓ったのです。
絶望的に自分に自信がないくせに完璧主義だったので、たった独り闇の中でもがいているような感覚で生きていました。
高カロリーの食べ物を嫌悪
自分に自信がない私がたった一つ自信をもてたのがダイエット。
栄養学は他のどんな勉強よりも面白く、どんどん知識を吸収していきました。暇さえあれば外食やお菓子のカロリー表を見て、今までどれだけ高カロリー食だったかを知りました。
父は大手メーカーで働いていたため高年収。私が小学校低学年の頃までは、母がハンバーグや手作りの天ぷらを作ってくれましたが、父の残業が増え、一日の殆どを会社で過ごすようになると出前やテイクアウト、インスタントラーメンやお菓子でご飯を済ますようになりました。
例えば朝はホットケーキのみ、昼は給食、夜はインスタントラーメン。休日は朝は筋子とご飯、昼は出前のラーメン、夜は出前のピザとポテトとチキンというような。
更に母と妹はお菓子が好きだったので、この他に色々なケーキを10個ほど買って2人で好きなだけ食べて、食べれなかったぶんは捨てていました。(私は甘いものが苦手なので食べませんでしたが、このような食べ物を無駄にする食べ方は嫌いでした)
ダイエットを始めて1ヶ月で成果を挙げた私はもっと結果を出したいと思い、カロリー表を見るうち、高カロリーの食べ物を食べないようにしようと決意しました。
具体的には、揚げ物全般や菓子パン、ラーメン、焼きそばなど脂っこい食べ物です。
これらはよく食卓に出てくるメニューだったので、この決意をしてからは母が出す食べ物はなるべく口にしないようにして、野菜をメインに食べようと決めました。
このように高カロリーの食べ物は身体をダメにするものだと嫌悪し、「禁止食物」と考えるようになりました。
続く