台風8号 台風に慣れていない地域に上陸へ
どうも、たなかです。
昨日もお伝えした通り
台風8号は
発達しながら日本列島に接近しています。
今後、北西に進路を変えて
明日27日(火)に
東北から関東に上陸する見込みです。
台風の接近に伴い
関東から東北の太平洋側にかけて
雨雲の材料となる暖かく湿った空気が
流れ込みやすくなりそうで
今夜から雨と風ともに
段々と強まってくる見通しです。
特に台風中心の北側から吹き込む風が
非常に湿った空気(大雨の材料)になっているため
その影響を受けやすい
千葉県、茨城県、福島県、宮城県、岩手県
では大雨になるおそれがあります。
沿岸部では多い所で総降水量が
150〜200ミリと予想されています。
また内陸部や山沿いでも
湿った空気が山地にぶつかることにより
短時間で
積乱雲が発生しやすい状況が予想されます。
強雨や雷雨には十分注意しなければなりません。
また、雨だけでなく風にも警戒が必要です。
暴風域は伴っていないものの
東北・関東地方では
最大風速は20メートル
最大瞬間風速は30メートルが予想されています。
このレベルの風は
傘が使い物にならないのはもちろんのこと
身体も飛ばされる危険があります。
また、トタン板や古くなった看板などが
飛んでくることも考えられます。
ですから、台風が過ぎていくまでの間は
できる限り
お家でお過ごしになる方が良いかと思います。
特に関東や東北地方というのは
「台風に慣れていない地域」です。
あなたの感覚はあてになりません
これくらいは大丈夫だろうと思うことが
危険なサインです
ひとつ、前例があります。
2016年に台風10号が岩手県に上陸しました。
※この台風が東北太平洋側に直接上陸したのが初めて
岩手県の沿岸の地域で土砂降りの雨が続き
至る所で川の水位が上昇していました。
そのため岩手県宮古市、久慈市を中心に
岩手県内各地で大規模な冠水被害が起こっており
川の近くにあった高齢者グループホームでは
9名の尊い命が失われました。
※Yahoo災害カレンダーより
町内には「避難準備情報(現在の高齢者等避難に該当する)」が出ていましたが
施設長をはじめ
誰もこの情報の意味を知らなかったと言います。
二度とこのようなことを起こしてはいけません。
大雨に慣れていないのは
「人」だけではなく
「地形」や「川」にも該当するということ。
思ってたより降らなかったなという雨量でも
川が氾濫したり土砂災害のおそれがあります。
ですから
①増水した川や水路を見に行かないこと
冠水した道路などは側溝がわかりづらいため
車や人が転落して流される危険があるため
②むやみな外出は控えること
高齢者等避難
避難指示が発令された場合のことを考えて
③今のうちに
避難するかしないかを決めておくこと
この3つは守ってください。
何卒、よろしくお願い致します。
※参考
☝︎避難情報を詳しく解説した記事☝︎
☝︎最新の避難情報☝︎
☝︎危険度分布☝︎
☝︎ハザードマップポータルサイト☝︎