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【油断禁物】なぜ立ち往生が起こるのか

どうも、たなかです。

もうすでに皆さんの耳にも
入っているかもしれませんが

25日(土・クリスマス)の夜」から

12月としては
記録的な寒気」がやってくる見込みです。


強い冬型の気圧配置になるのは
まだ3〜4日先であるのにも関わらず

きょう、気象庁は全般気象情報を発表し

災害モード」に切り替えてねと

警戒を呼びかけています。


このように気象庁が3〜4日前から

警戒を呼びかけるのは

かなり早い」先手です。


これで少し
緊迫感が出てきたかなと思いますが

なぜ、気象庁がこのように
素早い対応になっているかと言いますと

短時間で
一気に雪が降り積もるおそれがあるからです。

しかも、そのレベルは

北陸を中心に、西〜北日本日本海側で

10年に1度」程度しか起きないような

著しい降雪量」となる可能性があります。


このクラスの大雪が予想されると

やはり恐るべきは「交通障害」です。


毎年、毎年、ドカ雪になっては

車が何千台と立ち往生してしまう
気象災害が発生しています。

去年の12月は大雪のため

新潟県の関越自動車道などで
大規模な立ち往生が発生し、

自衛隊が派遣されたこともありました。


しかも今回に限っては

某ウイルスが弱まってきたということで

年末の帰省が
普段通り戻りつつある状況が見込まれます。


車を利用して久しぶりに帰省される方が

多いかと思いますので、

かなり気をつけなければなりません。


それは雪道に
慣れてない方はもちろんのこと

雪道に慣れている方も

油断してはいけません。


なぜなら、立ち往生は

たった一台の車が、引き金になるからです。


いくつか理由がありまして

まず一つは、

そもそも雪道を「ノーマルタイヤ」で
走行する者がいるということです。


国土交通省のまとめをみると

2015年度〜2019年度において

立ち往生車両のうち
冬用タイヤを装着していなかったのは

全体で「24%」もあったとのことです。


ノーマルタイヤで雪道を走行すると
どうなるかは火を見るよりも明らか。

スリップ事故やスタックの原因となります。
#スタックとは
#雪やぬかるみにタイヤがはまり進まなくなる現象のこと
#タイヤがうまく路面と噛み合わず、アクセルを踏んでも空転してしまうこと


雪道をノーマルタイヤで走行するのは

違法行為」。

罰金も定められています。


無知や油断からくるものですから

雪国に向かう場合は

必ず、タイヤ交換して

雪道用の装備をお願いします。


そして、もう一つ大きな要因として

一台の車が
上り坂の区間」で走れなくなることです。

立ち往生は上り坂の区間で
発生しやすい現象なのですが

上り坂に積雪があると
もちろん、平地よりも車の馬力が生まれず

進みづらい状況となります。

そうなると
後続車は減速や停止をせざる得なくなり

次第に渋滞が発生します。


そして、ここから災害発生時あるあるの

同調性バイアス」に陥ってしまいます。


渋滞状況の詳細がわからないため

とりあえず
周囲に合わせておこうと様子を見て

その場に居続けようとします。


大丈夫だと。


これが、ただの渋滞なら問題ありません。


でも、お構いなしに雪は降り続きます。

雪は降り続くと積もってきて

車の周囲は雪で覆われてきます。

そうすると、どんどん車は
走れない状況に追い込まれていきます。


そのため、立ち往生が発生してしまい

除雪車や自衛隊の派遣が来るまで

車の中で待機しないといけなくなるのです。


梅雨の豪雨と同じです。

本当に油断は禁物です。

自分は大丈夫なんてことはありません。


特に25〜27日に雪国へ向かう際は

知るべき情報を集めて

最新の気象情報をチェックし、

そして、何があってもいいように

雪への備えをお願いします。

こちら、東京都防災のホームページに

立ち往生の備えなどがまとまっているので

必要な方はぜひ、参考にしてみてください。


よろしくお願いします。

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