声と、歌い方と、成長と、音楽との向き合い方と。
私は歌う人で、15歳の頃から現在の22歳になるまでの弾き語り動画が沢山残っています。
それを整理する機会があったので思ったことを。
自分の声がコンプレックスだったな。
変わることは嬉しい。
それは成長であるのか。
けれど、少し寂しい。
まっすぐになんの色にも染まらぬただ生まれ持った声をそのまま、発していたあの頃。
今は色んな音楽を聴いて、奏でてきて、色濃い経験をしてきて、色々なことを考えて歌うようになった気がする。
声、それはその人の紡ぐ言葉に色をつけるものだからどんなに同じ言葉・言い方だとしても声が異なれば全然別の意味を持つかもしれない。
歌い方、それは声を実際に写しだす筆のようなものだから感情やその人のバックボーンが顔を覗かせてきたりすることが多いかもしれない。
声も歌い方も、歳を重ねるという意味での成長や、発声や歌い方の研究による音楽的な意味での成長が伴うからどんな人も同じ歌は二度と歌えないんだと思う。
特に、成人するまでは声も歌い方も自分がついていけないくらいのスピードで変わっていった。
ある人は小さい時の方が思うままに歌えていたと言っていたりする。私は小さい時は歌うことが好きではなかったのでわかりませんが、確かに歌を歌うようになった中学生の時の声・歌い方は拙いながらも今は表現できないであろう愛おしさがあるように感じたことがある。
これを寂しく、時には悔しく感じることもあるけれど、この変化を楽しめるといいんだろうなと思う。
私は年々音楽が大好きになっている。愛が深まるあまり、気軽に聴いたり奏でたりできなくなってしまっている部分もある。
曲を聴く時に、素敵な音楽を発信してくれた作成者への敬意を持って一生懸命咀嚼したりする。
もちろん、なんとなく曲を流すこともあるけれど、大好きな曲に出会ってしまった時には少し緊張感が生まれるのだ。
これは、音楽との向き合い方が変わったのだと思う。この変化も良い悪いを判断する必要はないし、難しいと思う。
ただ純粋にその曲のサウンドに入り浸る楽しさは絶対に忘れたくないな。
このようなことを語るのが烏滸がましいくらい、私は未熟だから大好きな音楽のことでも日々葛藤です。
音楽に限らず、この先起こる変化に身を委ね、受け入れながら生きていけたらいいな。
今絶賛学期末なので、最終課題などに追われていますが、間違いなく沢山の音楽にお世話になっています。
ここから下はその曲の一部を紹介してみます。
今回は日本の曲を。
・なんだか空っぽになって孤独を感じた時にそれを包み込んでくれた曲。
(私はミオンさんの曲を聴くと浸り過ぎて電車で乗り過ごしてしまいがちです。)
君住まう街/澪(ミオン)
・1日があっという間に過ぎてしまって何かできたわけじゃないな。と少し落ち込んだとしても特別な1日だったと思わせてくれるような、そんな素敵なサウンドで溢れる曲。
65 feat. Ema and Sara Yoshida from MONONKVL/象眠舎
・不安になりがちな電車で出掛けることを楽しませてくれた曲。私もアムステルダムに行きたいです!
私をアムスに連れていって/THEATER BROOK(シアターブルック)
最後まで読んでくださりありがとうございます。よかったらこちらの曲も聴いてみてください。幸あれ!