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【心理学】自分に都合のいいように解釈するのが人間?

※この記事は2分で読めます。

こんにちわ。ゆる幸です😁

今回は、認知的不協和のお話です。

認知的不協和は、アメリカの社会心理学者であるレオン・フェスティンガーによって提唱されました。

認知的不協和とは、自分の考えと行動に矛盾が生じたときに人は不快になる状態のことです。

そして人は、この認知的不協和が生じたときに自分の行動を正当化するために、無意識に認知を修正しようとします。 

流れを見ると、

1.自分の考え
2.行動
3.自分の考えと行動の矛盾を不快に感じる。(認知的不協和)
4.認知の修正をする。

ということになります。

ちょっと難しいので、認知的不協和の例で有名なイソップ童話の一つである『すっぱいぶどう』の話をふまえて説明していきます。

『すっぱいぶどう』のストーリーを簡単に話すと、

キツネがたわわに実ったぶどうを取ろうとしました。
しかし、木に登れずとれませんでした。
なのでキツネは『このぶどうは、どうせ酸っぱくてマズイにきまっている』と考えてその場をさっていきました。

という話です。

このストーリーをふまえて先程の流れを見ていくと、

1.自分の考え
キツネはぶどうがどうしても食べたい。

2.行動
しかし、木に登れず、ぶどうをとることができない。

ここで1と2に矛盾が生じています。そして、

3.認知的不協和
ぶどうを食べたいけど木に登れないという矛盾を不快に感じる。

ここから、認知的不協和が生じたことにより、自分の行動を無意識に正当化しようとします。

4.ぶどうをとれなかったのではなく、すっぱいからとらなかったと考える(自分の行動の正当化・認知の修正)

最終的に、このように認知を修正して、自分の行動を正当化しようとします。

『すっぱいぶどう』のお話は、認知的不協和によって起きた認知を修正する典型的なストーリーになっています。

他にも、喫煙者が、タバコが身体に害がある
とわかっていても『タバコを吸っていても長生きする人はいる』などと考えてタバコを吸い続けるのも認知的不協和がおきていると考えられます。

人は、自分の考えと行動に矛盾が生じた時に都合の良いように解釈してしまう生き物であることを理解しておいた方が良さそうですね😌

ではまた!See you again!!

【参考文献】

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