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貯金大国日本の落とし穴:欧米式vs日本式


⏰若いうちに手に入れるべき「時間」と「お金」

あなたは「時間」と「お金」が手に入ったらやりたいことはありますか?どちらも手に入れることができたとき、人は幸福感を得ることができます。しかし、それが歳をとってからではどうでしょうか。年齢が若ければできたことも、年齢を重ねるとできなくなることが増えるのも事実です。
80歳で2000万円あるのと、20歳で2000万円あるのでは、幸福度は後者の方が圧倒的に高いのです。日本人は貯金額を最大にして死を迎える傾向があります。「貯金大好き」な日本人。一方で欧米では「経験」に多くの投資を行います。

📊 貯蓄の違い

• EU全体平均貯蓄額: 約44万円
• 日本🇯🇵の平均貯蓄額: 約1000万円

22倍以上の差があります。

日本人が貯金大好きになった理由としては:

🧑‍🏫日本政府が「貯金は安全で良いもの」という価値観で広めた。
🧑‍🏫「お金は貯金するもの」という教育が一般的だった。
👩‍🏫「金融」や「投資」に関する教育が不足していた。
🫨バブル崩壊の経験から投資に対する恐怖が根付いてしまった。

一方で欧米では:

💰幼少期から金融教育が行われている。
✈️「お金」は人生を豊かにするための経験に使うものと教育されている。
⏰将来の不安よりも「今」を大切にすることが優先される教育がされている。
☘️未来がより良いものになると信じるため、現在の消費や投資を重視する思考がある。

これは政府による教育や文化的背景が大きく関係しています。

🕰️ 若いうちにしかできないこと

年をとり、実際に時間とお金が十分に使える年齢になったとき、そのお金を使える体力と時間があるでしょうか。若い時にしかできないことは数多くあります。病気、災害、事故でいつ死を迎えるか誰もわかりません。きれいごとではなく、お金と時間があれば制限されずに好きなことができます。

後悔しない生き方をするためにも、若い頃からの金融教育は必須です。そして親御さんも子供に金融教育を教えなければなりません。そして若い頃に生み出したお金でさまざまな経験をさせてあげましょう。経験が独創性を生み出し、生涯年収アップにも繋がるのです。

💬 お金について話すことの重要性

日本人は「お金は汚いもの」とみなし、「お金の話」は避けたがります。しかし、お金なくして時間を生み出すことはできません。お金に余裕があるから、時間を生み出すことができるのです。

「お金の話」をすることは悪いことではなく、子供の未来のため、私たちの未来のために必要なことです。腹を割ってお金について話せる友達がたくさんできたらいいですね。

⏰ 次回予告:9割の人が知らない。一流の人がやらないこと

次回は、「9割の人が知らない。一流の人がやらないこと」についてお話しします。上位10%のみが行っている法則を知れば、新たな視点と成長への道筋が見えてくるでしょう。

科学的根拠のサイト:
1. OECD (Organisation for Economic Co-operation and Development): Household savings - 各国の家庭貯蓄率についてデータを提供しています。
2.World Bank - Saving for Old Age: Saving for Old Age - 世界銀行による老後資金準備についての報告書です。
3. PubMed Central (PMC) - The Cultural Origin of Saving Behavior: The Cultural Origin of Saving Behavior - 貯蓄行動における文化的起源についての研究です。
4. Comparative Migration Studies - Saving Behavior Among Immigrant and Native Youth: Saving Behavior Among Immigrant and Native Youth - 移民と非移民の若者の貯蓄行動に関する研究です。
5. European Central Bank (ECB): Household Finance and Consumption Survey - ヨーロッパ全体で行われた家計金融調査データがあります。
これらのサイトは、貯蓄や金融行動について科学的な視点から理解するための参考になります

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