見出し画像

組織をまとめるために心がけたこと

ゆーです。

今日は、学生時代(特に博士課程)を振り返り「組織運営について」書いてみようかと。

博士課程の学生あるあるかと思いますが、研究室の指揮を取ったり、運営を任されたり、などなど。
もちろん学生同士のことだけですが。

後輩の研究の指導が最優先事項として、他にも何か発表するなら資料作りを手伝ったり、勉強会を実のあるものにするために雰囲気を作ったり、みんなが研究に全力で打ち込むようハッパをかけたり、いろいろありますね。

そのやり方も色々かと。
世間でいう“優しい感じで”後輩の側で一緒に考えてあげるタイプ。
逆に、常に目をギラつかせて、生温い奴にはガンガンいうタイプ。

上に立つ人の性格にもよるので、どのタイプがいいとかはないと思います。

が!!
相手への接し方は、個々で変わってくるんじゃないでしょうか?
ワタシはそうしてました。

どうしてか?
そりゃみんな得意不得意も、好き嫌いも、感じ方も全部違いますよね?
論理的に納得しないとダメな人もいるし、理屈ばっかりだと「うわあぁぁぁ」ってなる人もいる。

なので、後輩たちとはホントよく話してました、長々と。笑

でも、だからこそスムーズにコミュニケーションを取れてたと思いますし、その結果相手にとって一番良いものを提供できたとも思う。(おそらく!)

今も慕ってくれる後輩たち、ありがとう。笑

ただ、ボクは恵まれてたとも思う。
いろんなことをして、対話も重ねて1つ思ったのは、相手にもそれなりの理想・野望・将来像みたいなのが無いと“難しい”ということ。
これらは、ざっくりでも良いのであったほうがいい。

自分もそうでしたが、大学にいる間に好きなこと・やりたいことを見つけられるなんて幸せな方で、ほとんどの人が何も見つからないんじゃないでしょうか?

でも。
カッコよくなりたい。
お金稼げるようになりたい。
モテたい。
賢くなりたい。
面白くなりたい。
とか、なにかしら願望みたいなのはありませんか?

それをいつか何かしらの形で叶えられるように、後輩には自由と選択肢をあげたかった(今回言いたかったことは、これ!)。
…我ながら、そこそこの結果はプレゼントできたんじゃない?笑

「やったら意味があるんだ」ということを伝えるだけでなく、見せて、実感させてようやく、相手もこちらを信頼できるのではないでしょうか。
組織全体の雰囲気は、いろんなところに波及するので、一人一人を大切にして個の集まりであることを意識した方がいいかと。

なので、よく言われることではありますが、やはりマネージャーたるもの自分の成果よりも、下の人たちの成果を生み出してなんぼだと思います

と、ここまでボクの経験をお話ししてきたんですが、どうやら最近事情が変わってきたらしい。
そこで一旦ボクの話は置いておいて、この問題について少しだけ(ボクが恵まれていた、という話に関連します)。

まさに今、後輩が大学で博士課程を歩んでいるんですが、そんな彼から聞いたお話。
最近の新人さんは、あまり願望などをお持ちでないらしい。
「なんか楽しそー。」「みんな行ってるしー。」「考えるのめんどくさい。」とかそういう感じでしか見てないらしい。

となると?
しんどい事があると、いなくなっちゃうとのこと。
そりゃそうで、目的も無く、やりたくない事なんてできるわけがない。

多少やりたくなくても、「やっていればいつか叶う!」と思えたらできることもあります(もちろん“嫌なもんは嫌だ”ということもあるので、その時は逃げれば良い)。
でも?意味も意義も感じないことを?人からやれと言われて?やるかって?
やれないですね、きっと。

と、こんな感想を、後輩の近況を聞いて思いました。

今の子たちって、どんな風に一緒にやっていくのが良いんでしょうね。
もちろん、全員が以前の僕らと全然違う存在になってしまったわけではないので、やはり個別に対応しないといけない、とは思ってます。
(区別・差別や公平性・平等については、いつか書きます。このへん大事です。)

マネジメントって人と接することなので、経験しないと何もわからないのが難しいところ。
企業だと、なかなか部下がつかないなんてことも多いので、経験しないままに、感覚の全く異なる人たちと触れ合うのは難しそう。
どこかで経験してみたいものです。
(不思議と自分ならやれるんじゃない?とか自惚れてるボクがいますが…。笑)

ある程度の自信を持てるのは、やっぱり対話を頻繁にして、彼らの状況や想いを聞いて、都度全力で対応してあげるのが最善策だと気づけたからだと思います。
マネージャーならこうすべき!ではなく、人と人のコミュニケーションなので、臨機応変に自分もどんどん変わっていく必要があるんじゃないでしょうか?

まだまだマネジメント力は磨いていきたいですね。
(また気づきがあれば書いてみたいと思います。)

いいなと思ったら応援しよう!

ゆー博士
気づきなどのきっかけになれば幸いです。やはり応援していただけるのは、ものすごく嬉しいですし励みにもなります。またぜひお立ち寄りいただければ… (いただいたサポートは、今後の活動資金にさせていただきます。何かしらの形で還元させていただければと思ってます。)