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女性のための防災講座〜「性」の視点から考える防災〜
0歳からのお守り性教育®︎を伝える
看護師・「生」教育アドバイザー
はらいゆかです!
日本赤十字社栗東市地区・栗東市赤十字奉仕団が主催する「女性のための防災講座」に登壇させていただきました!
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私は、第2部で講師を務めさせていただき
「性」の視点から考える防災
というテーマでお話させていただきました。
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「防災と性」
一見関係無さそうにも思えますが
これがもうー..
❝ 関係大アリ❞
なんです!
①【生理】と【清潔】
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災害時だからといって
生理は止めることができません。
・日常でも生理痛が酷い
・突然来て困っちゃった
・漏れたらどうしよう
色んな不安や困り事も多いですよね。
それが災害時ともなると尚更です。
・いつ交換したらいいんだろう?
・生理用品がない!足りない!
・交換した後のゴミ処理はどうしよう?
などなどー..
女性にとっては大問題!!!
また、【清潔】という点で
お風呂に入れない、頻繁に交換できないなど
清潔が保ちにくいことから
臭い、ムレ、痒み、感染など
ストレスや衛生面での不安も考えられます。
②性犯罪
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以前にも別の記事で触れましたが
災害時、避難生活で起こりやすいのがこの
性犯罪!
「男の子だから大丈夫!」
「私はもう年だから、若くないから」
これは、通用しません!
女性、性別に関わらず子どもたちは
特に注意していただきたいです!
具体的な対策としてまずは
1人にならない
ということが非常に大切です!
特に注意したい場面は無防備になりやすい
トイレ、更衣、授乳、就寝時
先日のニュースで知りましたが
どうやら日本の避難所は、国内外の専門家から
「難民キャンプよりも劣悪」
だと言われているそうなんです。
確かにあの体育館での雑魚寝の光景ー..
プライバシー、トイレの数
1人あたりの床面積など問題が多々ありそうです。
犯罪を起こりにくくするための
避難所の設営
例えば、更衣や授乳場所など
プライバシーが確保できるスペースや
その周辺に見守りをつけることなど
犯罪を生まない環境も重要だと思います。
これからの防災を考えるにおいて
【生理・清潔・防犯】
についてもっと議論され
取り組んでいく必要があると考えます!
この日のイベントでも話題に上がりましたが
やはりまだまだ女性の参画が遅れてるそう...。
東日本大震災後の調査では
全く知らない人からの被害だけではなく
・夫や元夫
・避難所のリーダー
・災害ボランティア
など、その立場や関係性を利用した犯罪も
起こってしまいました。
なかなか言えない「NO!」
でもこれを言える人を増やしたい。
私もちゃんと言える人でありたい。
周りにいる人たちもセクハラくらいでー..
ちょっと触ったくらいー..ではなくて
絶対に許さないよ!
という意識を日頃から
持っていかなくちゃいけない。
もちろん被害者は100%悪くない!
どんな理由があれ加害は許されません。
ただ、被害者・加害者だけの問題ではなく
周りにいる人、環境、社会にも
少なからず責任はあると思うのです。
行政や防災ってどうやって参画していけば
良いのか分からないし
なんだか難しく感じませんか?
私もずっとそうだったんです!
もちろんご自身で備えてらっしゃる方も
いるとは思いますが
女性ならではの視点
を反映させていくためにも
1人でも多くの方が普段から意識すること
ご自身の地域での防災にも興味を持ち
積極的に関わっていくことが
とても重要だと感じました。
今回のように、日本赤十字社などを通して
各地で防災講座やイベントが行われています!
市の広報やお知らせメールなどから
情報を得ることも可能ですので
是非、お近くのイベントなどあれば
気軽に参加してみてください♡
防災イベントなどに参加することで
専門家から具体的な防災について学べ
現場の話を聞くことで「知る」という
ステップを踏み出すことができ
防災に対するアンテナが立ちます。
/
日常でできないことが
有事にできる訳がない!
\
この言葉で登壇を締めくくりました。
普段の生活から嫌なことにはNOを
そして、日々一つ一つの選択を丁寧に
ナプキン一つとってみても
素材はどれがいいかな?着け心地はどうかな?
色んな生理用品があることをまずは知り
自分の心地よさを
普段から丁寧に観察することで
まずは自己理解を。
そして、使い慣れたものが安心できるな!
かさばらないスリムタイプもいいかな?
ゴミが出るからゴミ袋が必要だ!
臭いがしにくく、中が見えない袋もあるんだ!
など、普段から自分の心地よさを知り
それを大切にしていく中で
有事に少しでも安心できる備えをしていくことが
日常で出来る「防災」の
はじめの一歩なのではないかと思いました。
沢山の大先輩を前に
このたびは貴重な機会をいただき
誠にありがとうございました!