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◯◯からの学び【3】恋愛編①

おはようございます。

「◯◯からの学び」シリーズ、今回は、恋愛編です。

1. 初恋

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初恋の相手は、中一で同じクラスだったKくん。

目がくりっとして可愛らしい顔立ち、バドミントン部ですばしっこく、明るくムードメーカー的な存在。

たしか学校以外で遊んだことがあったのは1回くらいでしたが、中一の掃除当番の担当場所が一緒だったのです。
私たちは、一年間専属で音楽室の担当でした。

だから、掃除の時間になると必然的に話すような感じ。
ただ、そのときはあまり意識することもなく過ごしていました。

実際に意識し始めたのは、二年生になってから。
二年生になってクラス替えがあり、クラスも階も分かれてしまいました。

そしてしばらくして、あれ、と思いました。

二年生になって私は階段掃除の当番だったのですが(また掃除当番の話…笑)、毎日毎日、そのKくんが私の掃除している階段を通るようになり、しかも毎回目が合うようになってきたのです。

一年生のときのように、気軽に「あ、元気?」とか言えばいいものを、変に意識してしまってからは挨拶もできず、目が合ってから目を逸らす、というのを長いこと繰り返していました。

かといってそんな感情をどうしていいかも分からず(当時、自分から告白する、という概念がありませんでした)、ただ気にはなって、窓際の席になると体育で校庭にKくんがいないかなー、なんて探すようになっていました。

そして、あるテスト期間中の昼間、突然、家の電話が鳴りました(当時、携帯電話は持っていませんでした)。

出てみると、なんとKくん。

心臓が止まりそうなのにバクバクで、でもそれよりなにより家に自分しかいなくて良かった、ということが一番の安堵ポイントでした。

その電話口で、告白されました。

自分の想いも伝え、なんだかよく分からないけれどひとまず "付き合う" ことになりました。

恋愛とはすごいもので、好きな人ができると本当に世界が違う色に見えるんだ、と驚きました。

今までにないくらい心が弾む一方、 "付き合う" という未知の行動をとにかくプレッシャーに感じてしまった私。
そして、今思っても不思議なほど、周り(特に家族)に知られるのが嫌で、いつ彼から電話が来てバレてしまうか分からない、とビクビク怯えながら過ごすようになりました。

そんな、感情の高低差に疲れ耐えかねた私は、なんとたったの一週間(しかもクリスマス直前)で、しかも電話だけで実際に会わないまま彼を振ってしまいました。

2. 初恋ふたたび、からの…

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そのあと、中学を卒業した直後に付き合ったTくんとも、1ヶ月しかもたず。
理由は、Kくんのときと同じで、あれをしなきゃこれをしなきゃと勝手に重荷に感じてしまったから。

自分の身勝手さを反省し、高校では誰も好きにならず、誰とも付き合いませんでした。
大学に入り、次は頑張ろうとしたものの、続いたのは4ヶ月

どうしたものかという大学2年生のとき、なんと、あの初恋のKくんと再開したのです。

同じく中一で同じクラスだった親友が繋いでくれ、メールのやりとりから始まり、今度こそということでまた付き合うことになりました。

近所だったのでよく家に行ったりうちに来たり、初めてちゃんとした付き合いができたのが嬉しかったのを覚えています。

そこから、社会人2年目までの4年間付き合いました。

大学生から社会人への変化、私の仕事の激務さ、それとは関係があるのかないのか、だんだんと喧嘩ばかりが続くようになりました。

お互い相手のこういう性格が嫌だ、ここを変えてよ、という話ばかりで、結局は変わらない相手を責め合う。
(まぁ学生の延長の恋愛なんてそんなものなのでしょうか?笑)

当時の私は、彼に嫌われないようしがみつくような恋愛依存体質でした。
嫌われたくない想いと、でもそんなに簡単に性格なんて変わらないよという想いの狭間で揺れる毎日に疲れてきたころ、結局、私の方が振られてしまいました。

絶望というか、世界にたったひとりになった感覚というか、何もかもすべてがどうでもよくなってしまうようなあの感情。

自分を責めても相手を責めても、元には戻らない。

実際飛び込めやしませんが、線路に飛び込みたいと何度思ったか分かりません。
半年間引きずりましたが、家族や友達の支えと助けがあり、立ち直ることができました。

復活した自分は、明らかに前の自分とは違う感覚がしました。

本当の幸せって、なんなのか?

彼がいたら幸せ、彼がいないと不幸?
それって本当の幸せなのか?

自分は自分であるだけで、幸せになれるはず。
というかむしろすでに幸せであるはず。

自分が悪かったから別れたのではない。

たまたま、彼とは合わなかっただけ。
ご縁がなかっただけ。

だんだんとそんなような風に思えるようになり、もっと自分のことを大切にしようと思うようになりました。

人生初の大失恋が、今思うと本当に貴重な経験でした。
絶望から立ち上がるとき、人はそれまでの自分ではいられなくなります。

どうにか無理矢理でも考え方を変え、どうにか前を向くようにもがき、どうにかその壁を乗り越えようと必死に闘います。

苦しくても、そうして乗り越えた経験が何よりの財産!

あれよりもひどい失恋はもうない(と思う)ので笑、恋愛において、そこから私は何も怖がらずにぐいぐい行けるようになりました。

初めての失恋や失敗はとてもとても怖いですが、一度乗り越えてしまえばもうそのステージはクリア。
同じ道を二度目通るのは怖くないし、自分もレベルアップしているので、もはや壁でもなんでもなく、楽勝だと感じられるようになります。

そんな、心がチクリとする "失恋からの学び" でした。

まだ続きを書きたいところですが、思いのほかとても長くなってしまったので、続きは次回にしようと思います!

▼次回

3. 大失恋の反動

4. それぞれのステージへ

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