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人前に出るのも運動です/心と体を楽にするアニール先生の「ゆるヨガ」77

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ちょっと用を足しに街に出たのですが、空き時間ができたので大好きな本屋へ。

本当は買うつもりはなかったけれど、流し読みしてたら手元に置いて行きたくなりお持ち帰りいたしました。

アニール・K・セティさんの「心と体を楽にするアニール先生の『ゆるヨガ』77」です。

ご夫婦でヨガ講師をされているセティさん。

奥様の本もとても素敵で、愛読しています。

実は元々奥様の本が好きで、ご主人の本もあるのね、ということで気になってはいたのです。

手に取ってよかった。

なんといっても見開きに1つのコメントとポーズの構成で、読みやすくヨガも取り組みやすいのがいい。

そのお話もとてもためになる。

そしてとても耳が痛い(笑)

けれども、とても愛に溢れた1冊です。

今回は本の中から特に心に刺さった言葉を3つ紹介します。


人前に出るのも運動です

わたし自身に言われている言葉かと思いました。

在宅で仕事をしていると、外に出るのが面倒になってしまうことがよくあります。

セティさんは「デブショウ(出不精)になってはいけません」と言います。

朝起きたらすぐ着替え、ときには外に出るために着飾ることも大切だと。

わかってはいるけれど、面倒だなあ…

そんなときでも「人前に出るのも運動」だと思うと動く気になるし、むしろ動かねばと思わせてくれる。

優しく諭されて行動に移せそうです。

悪い癖はつきやすいが、良い癖をつけるには時間がかかる

ーただし一度ついた癖は、もうやみつきに。

この言葉があるページでは呼吸法の訓練について書かれていますが、何事も鍛えないと衰えますよね。

例えばライティングにしても、文字に触れないと書くペースが落ちたり、文章の書き方に違和感が出てきたりということがあると思います。

手を抜けば簡単ですが、楽な方に流されると後で直すのは大変です。

自分のやり方に悪い癖がないか、見直そうと思うと同時に、少しずつ正しいやり方を積み重ねる大切さを思い出させてくれました。

人生の最後まで自分のお尻の世話ができるようにする

人間がこの世を去る時に完全に開いてしまうお尻の穴である肛門は、ヨガ的に生命維持装置と言われるからです。

心と体を楽にするアニール先生の「ゆるヨガ」77

わたしも昔自宅で祖母を介護していたときに排泄の介助もしましたが、オムツになってしまったときの祖母の悲しそうな顔が忘れられません。

年老いていくと、自分ではままならないことも出てくるとは思いますが、これだけは人に頼りたくないと思うのが排泄なのではないでしょうか。

例え大切な家族でもわたしもきっと何とも言えない、絶望のような諦めのようなそんな気持ちになるんじゃないかと思います。

相手の負担を考えるのも辛いですしね。

好きな人と結婚したのに、人生の後半にその人にお尻のお世話をさせたくないのです。
相手に対しての礼儀、愛情も勿論ですが、人間として最後までありとあらゆる面で自分の身の回りのことを自分でできるように、日々訓練しています。

心と体を楽にするアニール先生の「ゆるヨガ」77

さて、自分にできることといえばできるだけ長く自分の力で用を足せること。

早速この言葉と一緒に紹介されているヨガをはじめました。

少しでも生きやすくなるためのヨガ

なかなか衝撃な言葉もありましたが、「おおっ」と心に響くのではないでしょうか。

ひとつの言葉を意識するだけでも、視界が開けるような、目が覚めるようなそんな生きるための知恵。

セティ先生の人柄もありますが、読むだけでストンと腹に落ちるようなそんな言葉が詰まった愛溢れる1冊でした。


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