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失敗寸前のパネトーネ。大丈夫!諦める前に出来ること♡

こんにちは。ゆめねこです。
先日 久しぶりに風邪をひきました。20代後半から30代前半にかけて 二度 脳出血になった経験がありますが、振り返れば 当時は免疫力が かなり落ちていたというか、一度風邪をひくと1ヶ月くらい引きずってしまうような感じでした。

体力が戻った今は、風邪症状は辛くても「きっとすぐ治るだろう」という感覚があって、変な言い方ですが 風邪をひいていても 何だか ありがたいような気持ちになります。

さて、今回はパネトーネについてです。
それも「失敗しそうなパネトーネ(サワードゥーパネトーネ)を救う」という内容です。

サワー種を使って仕込むパネトーネ。

イーストやパネトーネ粉末を使って仕込むパネトーネもありますが、今回はサワー種を使ったパネトーネについてです。

パネトーネはイタリアの発酵菓子ですが、本場のものはリエビトマードレという種を使って仕込む こだわりの強い発酵菓子です。

大切に管理された その種は 簡単に真似できるものではないでしょう。種や環境が違えば同じようにはいかないので、レシピを見ても ホォ〜!と思うだけで終わってしまいます。

サワードゥーパネトーネのレシピはあってないようなものなのかもしれません。

【サワー種を使ったパネトーネ作り】

パネトーネの1回目の生地(中種)
勢いを感じる内層。
ぷっくり膨らむと嬉しい♡

サワー種を使ったパネトーネ作りは種のパワーが重要です。上の写真のように中種が元気に育っていれば、まず失敗はないでしょう。

しかし、上手くいかない日もあります。
どういう感じか…というと、

⚫︎生地がゆるゆるになる。
⚫︎ちぎれるような生地感。
⚫︎発酵に時間がかかりすぎる。
⚫︎酸っぱすぎる味。

大抵は1回目の生地(中種)を作っているときに あれ?と感じるでしょう。サワー種にパワーがないときは 捏ねている最中から ダラっとしたような なんだか締まりのないような生地になりがちです。

締まりのない生地。
悲しくなるほど ゆるゆる・ダラダラの生地。

【諦めないでロスを回避せよ!】

あ…コレ失敗かも…。と冷や汗状態のとき、決して諦めないでほしい。これが私の願いです。

ゆるゆるの生地。パンチをしても締まってくる気配がない 又は 締まりが悪いとき。発酵の時間が かかりすぎるとき。

そんなとき、こりゃダメだ…と思って 生地を捨ててしまったり、明らかに小さいサイズで焼いてしまったりしたら ゆめねこ警察が発動しますよ〜🚨

もったいないことしちゃ やーよ!

そんなとき どうするか?

粉とイーストを加えてください。

今からでもいいの⁉︎

この生地状態では いくら発酵をとってもパネトーネと言えるものは焼けないでしょう。サワー種のパワーだけではどうにもならない感じです。

この状態からでも 粉とイーストを追加してください。じゃあ塩や砂糖は?と思うかもしれませんが、
それは自由です。
入れたかったら入れればいいし、なしでもいい。
あくまでも緊急処置なので ベーカーズ%は気にしなくてもいい・だいたいでいい というのが私の考えです♩

このときは強力粉1つかみ分(目分量)とイーストを0.2g、塩1つまみを追加して、ドロドロ感がなくなるまで混ぜてから発酵を続けました。
大切なのは しっかりと時間をかけて発酵をとることです。途中、パンチを入れて張りを持たせるのも おすすめです。

焼く前の状態。

こちらの写真↑は最終発酵後の様子ですが、緊急事態を乗り越えて膨らんだ生地は サワー種だけで作ったときやイーストだけで作ったときとは違う なんだか不思議な生地感になっているのが伝わるでしょうか?

なんとか焼けてホッとする瞬間。

最終的に焼成中の釜伸びがあって、このくらいのサイズまで 無事 膨らみました。
イーストが加わったことで パンっぽさのある内層にはなりましたが、ベースはサワー種仕込みなので 乳酸味のある味わいに仕上がりました。

助かったパネトーネ。
ホロっとした食感です。
頭のカリっと焼けた部分がまた美味しいです。
諦めなかったことで
唯一無二のパネトーネになったかもしれない。

本来ならばサワー種のパワーだけで カッコよく作りたかったパネトーネ。

失敗しそうになっている最中は テンションが かなり下がるのは避けられないでしょう。しかし そこは自分を奮い立たせて 乗り越えましょう!

乗り越えた先に唯一無二のパネトーネが待っています。良い意味でも悪い意味でも、決して真似できないパネトーネを自分で作ったことになります♡

最後までありがとうございました。美味しいパネトーネが焼けますように。


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