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復活!メモ魔ライフ
さとゆみゼミ東京道場で、日常にアンテナを張る大切さを学んだ。
しかしアラフォーの私、残念ながらすぐに忘れてしまう。
何か対策は・・・と思いついたのがメモ魔になること。いや、正確にいうとメモ魔ライフを復活させることだ。私は前職で担任をしていたとき、かなりのメモ魔だった。
「えんま帳」といわれる分厚いノートに、子どもたちの記録を残す。発表のアイデアのおもしろさ、成長具合など、可能な限り具体的に書いていた。職員室での仕事中、たまたま後ろを通りかかった同僚が、私の文字ぎっしりのえんま帳を見て驚いたほど。
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倍速再生したかのように過ぎ去る学校生活、普通に接しているだけでは子どもたちの輝きを見落としてしまう。所見を書く時期に記憶をたぐり寄せると、どうしても抽象的な表現になる。それでは、せっかく見つけた子どもたちの頑張り・きらめきが本人や保護者に伝わらない。
「モノクロの表現に、なんとか色をつけられないものか」
そこで思いついたのが、ミニメモを持ち歩くこと。首から下げるネームホルダーに小さなクリップでメモ帳を挟み、クラスの学びが深まる発言をしたときや、意外な行動をしたとき、「これは伝えたい」と思った言動をメモしておく。成績関係はえんま帳に、クラス全体の成長は「週案」と呼ばれる授業計画ノートにできる限り細かく書くようにした。
所見を書くときに困らなくなったのはもちろん、驚いたのは以前よりも子どもの行動や気持ちの変化をキャッチできるようになったこと。人は「見よう」としたときに初めて、物事の本質に近付けるのかもしれない。
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ときを経てライターになった今、これを使わない手はない。今は使いかけのノートだけれど、手のひらサイズのメモ帳を探しに行こう。やっぱり、取材の原点はアナログだ。古いかもしれないけれど、この感覚を大切にしていきたいな。