ラン x ローライ実践編④ どうやって持ち運ぶか(リュック)
ローライ35Sをランニングカメラとして使う『ラン x ローライ』のポイントを少しずつ書いています。今回は、どのようにこのカメラをランニングに持ち出すかというテーマの中編、リュック についてです。ラン x ローライ実践編の全体像については、こちらをご覧ください。
リュック
私は、普段のランニングにはあまりリュックを持っていきません。水や長めの距離を走る際のエネルギージェルは、たいていショートパンツのポケットに入れていきます(山に行くとき、防寒具や雨具が必要なとき、多めの水分やエネルギー源が必要なときなどは別です)。背中に密着して、べっとり汗をかいてしまうのがあまり好きでないというのもあります。
なので、走るときにもローライ35Sをリュックに入れて持っていくことはあまりありません。特に、カメラを背中側のメインポケットに入れてしまうと撮影のたびにリュックを下ろして取り出さないといけなくなります。気に入った場所ですぐに取り出して写真を撮れるという機動性がローライ35の魅力です。背中側に収納すると、その強みが消えてしまいます。
ただ、トレイルランや登山用のリュックにはヒップフィン(腰回りのベルト)に補給食などを入れるためのポケットがついているものが多くあります。ここがそれなりの大きさであれば、ローライ35Sを入れることができ、取り出しもグッとしやすくなります。
これは、ノースフェイスの定番トレラン用リュック 、マーティンウィング16です。ちょうどローライ35 Sにぴったりのポケットサイズです。
こちらは年季が入ったオスプレーのタロン21。ちょっとキツいですね。
現行品は22リットルのものが販売されているようです。
どちらも、上の写真ではカメラをそのまま入れていますが、実際にランニングに持ち出すとしたら、汗を防ぐためジップロックの袋に入れます。ヒップフィンは体にフィットさせることでリュックの揺れを小さくするので、その分、汗が多く伝わってきます。対策は必須です。
ヒップフィンのポケットは、ローライ35Sをリュック で持ち運ぶときのひとつの候補です。ただ、400g近い重さがあるものを片側のヒップフィンのポケットに入れると、リュックのバランスがイマイチ悪くなるようにも感じます。もう片方にも幾らか重さのあるものを入れるか、そうすると腰回り全体が重くなるので嫌だとなるか。このあたりは、好みや感覚がかなり影響してくるところかもしれません。
別の方法としては、リュック 側面のドリンクホルダーのポケットに入れるという荒技もあります。ヒップフィンのポケットはなくてもドリンクホルダーのポケットはついている、というリュック はたくさんあります。たとえば、ドイター のスピードライトという軽量リュック(旧モデル) のドリンクホルダーにローライ35Sを入れるとこんな感じです。サイズは十分です。
ただ、この方法は個人的にあまりおすすめはしません。体の汗は伝わりにくい場所ですが、カメラが半分外に露出しているような状態になるので保護が心配です。また、背が高い水の容器などと違って、スッポリとこのポケットに収まったカメラは結構取り出しづらいです。私は、水ボトルならリュック を背負ったまま手を後ろにやって取り出せますが、ローライ35Sを入れた場合は無理でした。
ローライ35Sをリュックに入れて走るなら、私はヒップフィンのポケットを使います。サイズが小さいものもあるので、そこは要確認です。
次回は、ウエストバッグをテーマに書きます。