ローライB35を持ってロングロング60km走
小さなフィルムカメラ・ローライ35シリーズの中でもとりわけ軽いローライB35。内部機構に金属ではなくプラスチックを多く使い、発売当時は「高級コンパクトカメラの中の廉価版」とされたモデルです。
でも今となっては、約240gというこの軽さが最大の強み。ランニングにフィルムカメラを持っていきたい私にとってはとても魅力的です。走ることとローライ35シリーズでの撮影を組み合わせた「ランxローライ」にたびたびこのカメラを使っています。その中で、今年は60km走というこれまでにない長さのランニングに連れていくことにしました。
時期は春。書くのが遅くなったのは、その後フィルムを撮り終えるのに時間がかかったからです。さて、ローライB35に付いているトリオターの写りは?
前半は海の近くを進みます。
快晴の日でした。
港に帰ってきた漁船。
日差しが強く、このあたりから段々バテてきました。
中盤以降は畑が広がる地帯へ。こちらもいい景色。でも疲れてくるとカメラを取り出す気力が削がれてきます。その中で撮ったのがこちら。
もっと撮りたかったのですが、ここからは走り続けるので精一杯になってしまいました。あと三分の一、あと10キロ、と思いながら何とか目的地へ辿りつきました。
途中、スマホで撮ったローライB35の写真。60kmともに走った相棒です。
コンパクトで軽いローライ35のシリーズは、ランニングに持っていくのがとても楽しいフィルムカメラです。超ロング走でも最後まで写真も楽しめるようになるというのが、これからの目標です。
ローライ35をランニングに持ち出す「ランxローライ」の装備や留意点は、以前書いたこちらをご覧ください。
次はどんなロング走に持っていこうか、考えるだけでも楽しくなってきます。
〈追記〉
このときの60km走で履いたのは、アシックスのランニングシューズEvoRide3(エボライド3)。日常のランから超ロング走まで、幅広くカバーできるいいシューズでした。タイミング次第でかなり安く入手できることがあります。ご興味のある方は、見てみてください。
〈使用フィルム〉Kodak GOLD200
いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。