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スーパーで衝動買いした椰子の実を冷やしてラン後のドリンクにする
よく買い物をするスーパーの店頭に、大きな椰子の実がふたつ、ザルに乗ってポンと置かれていました。ヤシの実。この店はときどき「おっ!」と目を惹くものを仕入れます。
持ち上げてみるとズシリと重い。手に持った感覚でざっと2〜3kgほどありそうでした。値段も700円と結構なもの。普段であればまず買うことはありません。
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でもそのとき、昔バックパックを背負って東南アジアを旅行した際に飲んだ椰子の実ジュースがふと記憶によみがえってきました。周囲の風景と一緒に。「久しぶりに味わってみたい!」という気持ちがムクムクとわいてきて、思わず買い物かごに入れました。完全な衝動買いです。
家に戻ってまず、冷蔵庫の中を整理して椰子の実を入れるスペースを作ります。次に、どこかにあるはずのキリを探しました。皮に穴を開けるためです。
椰子の実は、固く分厚い皮を持っています。椰子の木は20mぐらいの高さに育つそうですから、そこから地面に落下しても割れないぐらい頑丈なのでしょう。穴を開けるにもひと苦労です。
キリを回しながら皮に刺し、内側まで貫通させたら今度は穴を少しずつ広げていきます。何とかストローを差し込めるところまで大きくして、ひと区切り。冷蔵庫に入れてランニングに出かけることにしました。
容赦なく照りつける日差し。「帰ったら椰子の実ジュースがあるぞ」と自分に言い聞かせて、少し長めに走りました。
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帰宅してシャワーを浴び、いよいよ冷蔵庫をオープン!ストローから吸い上げた椰子の実の果汁は、記憶どおり控えめな甘さでした。市販のジュースを普段から飲み慣れていると、物足りないと感じるかもしれません。
でも、ラン後の火照って水分不足の体には、たまらないおいしさです😁
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果汁の量はかなり多かったです。500ml以上あったのではないでしょうか。一気に飲んでしまいましたが、、。
椰子の実は、果汁をジュースとして飲むだけでなく、皮の内側にできる白いプルンとした果肉部分も食べることができます。問題は、どうやってこの固くて分厚い皮を割るか。
包丁では歯が立ちません。普段は使う機会がほとんどないナタを引っ張り出してきました。
床にいらない紙を敷き、そこに置いた椰子の実をナタで少しずつ割っていきます。皮が密集した繊維になっていて、ナタですら刃が簡単には入っていきません。5分ぐらいかけて、ようやく割ることができました。
中身はこんな感じ。
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白い部分をすくって食べます。
この椰子の実は、表面が緑色なのでまだ若い個体です。プルンとした白い部分も量は少なめ。スプーンですくって口に入れると、ほのかな甘さとちょっとした青臭さを感じました。熟しきっていないからか、そのまま食べてもさほどおいしくありません。
そこで。黒糖をまぶしてみました。写真を見るとヨーグルトみたいですね。
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これはいけます。グッと食べやすくなりました。果肉は半分翌日に残し、また黒糖をかけて食べました。
椰子の実ジュース。もし同じ値段でまた売られていたとしても、なかなか手は出せません。でも今回は、昔の思い出とともに味わいながら飲むことができました。
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